カツオのペタンク日記

カツオの日々のつぶやきです。共に学び、共に輝くことを大切にしたい!!

 生涯スポーツ、ペタンクから多くの贈物をいただいてきました。大好きなペタンクと仲間に、そして日々の生活に感謝してもう少し人生を楽しみます!!

実戦前に練習したことを思い出す!?

 大会試合で普段の練習してきたことを100%発揮できるペタンカーは幸運だと思います。多くのペタンカーは練習と実戦のギャップに悩み、いつも疑問符をつけながら試合を終えています。試合前の投球練習はひとつにウォーミングアップ、そして練習してきた投球を思い出すことです。準備運動もしないで、いきなりティール練習をしたり、最初から練習してきたこととは違う投球を始めても、まともに成功はしないものです。
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 投球のリズム、体のスムーズな動きをチェックしながら、普段の練習での手順で、効率のいい練習を実践することです。自分のリズムを度外視して、思い切り次々とウォーミングアップに終始しては、方向性と距離感のブレなどでミス投球する。おかしいな!?こんなはずでは!?と慌てて、ますます力んでしまうペタンカーもいます。試合前の練習は、投球矯正の場ではなく、あくまでもウォーミングアップが主体であり、その日の調子をチェックするためなので、もしも方向性と距離感のブレがあるときはその修正をしようと思わないことです。
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 修正は体の部位まで意識しないで、ボールの軌道やドネまでのボールコントロールなど、練習してきたイメージを思い描いて、そのイメージに合わせて調整するだけにします。コートに入り、試合前の投球はテランの状態を把握して、ラインとボールの転がりの読みを合わせることです。ウォーミングアップと違い、試合での投球での間合い、リズムなど練習してきたルーティンワークを繰り返します。試合で練習の力の100%出せればOKなのですが、試合会場が違うとか対戦相手が違うなど環境、他人を変えることができません。変えるのは自分自身です。
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 試合で練習の力がまったく発揮できないと感じたときは、投球することが楽しい!試合が楽しい!と心から感じとるまで投球するだけに意識を向けます。勝つことより、諦めないことのほうが難しいと言われます!?勝てないことに意識を持っていくよりも、諦めないことに意識を持っていくことです。

緊張感は真剣さの表れ!?

 緊張するくらいペタンクを真剣にやっている!緊張はペタンクに対して真剣である証拠なのです。そう思うと、真剣に投球しているペタンカーは大なり小なりのプレッシャーを感じているのです。実戦では対戦相手もプレッシャーを感じているのです。試合での投球は、お互いに緊張してプレッシャーを感じる状況あり、ワクワクドキドキする場面では、プレッシャーと上手く付き合うことが大切になります。
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 投球での集中力を高めるには、投球することに没頭することです。しかしながら、簡単にできそうにないのが現実です。集中力を高める、没頭する方法のひとつにマインドセットがあるそうです!?ペタンクに対する覚悟、焦点化をするということで、試合では言い訳せず、投球する。試合に勝つことに焦点を絞る。このような気持ちを持つことがマインドセットだそうです!?当然のことなのですが、言い訳せず、勝つことに焦点を絞って試合をすると、周りはもとよりミスさえも気にならなくなるのです。未来の勝利に気持ちを集中しているので、何が起こっても単なる途中経過に過ぎなくなり、試合に没等している状態であり、集中力の正体なのです。
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 集中力を妨げる大きな要因のひとつに、周りが気になることです。周りは視界にはいるので、一見、仕方がないのですが、周りに反応しないことです。試合中に視線がキョロキョロしたり、自分の試合を見ることなく周りの試合を見ているようでは自分の投球の準備はできなくなります!?練習でできたことが、試合でできないからと、投球のやり方に意識を向けすぎないことです。試合中に投球のやり方のことは忘れ、今、この状態で勝つには一体何をしたらいいのかに意識を集中させることです。
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 投球前にアファメーション(肯定的自己暗示)は極めて大切です。この一球は絶対無二の一球なり!とセルフトークして集中することです。無理とかダメかもと否定的な声が心のどこかからか聞こえてきたとき、自己否定を現在進行形に変換して、できるようになると潜在意識が持つ疑いの気持ちを軽減します。試合では淡々と投球する!?言い換えれば平常心で行い、チャンスやピンチに直面しても強気すぎない?弱気すぎない?と強気と弱気のバランスをとることです。

令和6年美幌町協会の参加者は12名
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 昨日、北見市で開催された北見市協会と美幌町協会の交流ペタンク大会は盛会でした!?端野サンドームに北見市協会から21名で合わせて33名の12チーム編成、6コートで50分制で行われました。対戦方式は北見方式で、受付でチーム編成、対戦表の一覧が渡され、試合毎にチームが変わり、両協会の会員が混成されたチームです。勝ち点が個人に付与され、5試合の合計で順位が決まり上位10名が表彰されるのです。
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 さて、私自身は1勝1分け3敗と活躍のないまま、昨年の活躍とはならず残念な結果でした。また上位10名がすべて北見市協会となったこと。また5勝で優勝しやYさんは今年初めての大会での入賞に大変喜んでいました。対戦中は真剣な表情で、勝負をかけてような集中力でした。北見市協会M会長から大会案内を受けたとき、今年も一桁の参加者と思ったのですが、令和6年のスタートなる交流大会、参加者数や試合内容で盛会だった思います。帰りの挨拶で、M会長に北見市協会独占の活躍で、来年の参加者は少なくなるかも!?そんな冗談を言って帰ってきました。
 大会試合の第一試合、北見市協会内の大会でまだ一勝もしていないSさんとM会長がチームを編成して、今年初めて一勝できたと盛り上がっていました。何とSさんは私よりも一勝多い2勝をしていました。
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 組み合わせで今年のボンヌ・シャンスのチームで試合をすることができましたが、結果は逆転できず負けてしまいました。ボンヌ・シャンスメンバーは4名で、北見市での5試合を終えて帰ってきてから、ホームのドームで2試合の練習をしました。昨日の7試合、体力的には風邪気味の頭痛のある中、まあまあだったのかな!?今年のチームはOさんとTさんの活躍なければ目標は達成できない!?北海道予選大会前での仕上げの試練、オホーツクオープン大会のダブルスでの二人の活躍が試金石だと思っています。
 さて、交流大会、両協会の会員との対戦や練習光景を見ながら、練習や試合のやり方でもっとスキルアップすべきことがあるように思いました。そんなことを思いながら、明日からのブログに書いていきたいと思います!?

感情が豊かになれば集中力も高まる!?

 集中力とバランスを取っているのは、気持ちや気分を表す感情だそうです。感情と集中力の関係を理解して実戦で実践すること大切になります。
 緊張すると感情がなくなり、笑顔が消えてネガティブになります。そうなると筋肉も硬直して、体が動かなくなる。投球での下肢から上肢、そして腕の振り、リリースの一瞬に余計な力が入ってスムーズな動きができなくなるのです。
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 リラックスできない状態での投球動作は居心地が悪いのです。逆に感情が豊かなときには筋肉がほぐれているから、体も軽く、自由に動ける。そして笑顔も自然に出てきます。つまり、感情がなくなると気分が落ち込み、集中力も低くなり、うっかりミスをしてしまう。反対に感情が豊かにあれば、集中力が高まるのです。
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 リラックスしたりポジティブになるためには、チームメンバーにかける声、会話での言葉が重要になるのです。集中と感情のバランス、そして仲間への思いやりが大切になるのです。自分を信じ、仲間を信じ、ピンチを乗り越えチャンスをつかむことです。
 いい練習がいい自信を生むと言われます。状況や環境は変えることができませんが、そんな状況や環境は自分たちでつくれます。仲間同士でより話し合いする。コミュニケーションを積極的に行い状況や環境をつくるのです。対戦相手が100%の力を出す前に自分たちが100%を出す。全力を出し切ることを楽しむことです。
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 集中とバランス、自分を変えられるの自分だけです。今の自分にはどんなことができるのか把握する。それが挑戦する気持ちにつながり、勇気や自信をつかむきっかけになります。本番で強くなるために、邪魔な感情がなくして、自分のことがよく見えるようになることで、自分を変えて、力を発揮できるようになることです。

なるべく簡単なことから始める

 自分の考えていることや思っていることを、すぐに表現はできません。なるべく簡単なことから達成感の連続で、人は成長できます。投球の運動回路が脳にできて、体で表現できる、特に距離感を身につけるには反復練習をして脳にその回路を記憶させていくしかないのです。自分のやりたいことがあってもそれを表現するのはなかなか難しいのです。
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 目標に向かって寄せる、撃つというポワンテとティール、方向性と距離感のコントロールするのは簡単ではありません。小さなゴールの積み重ねが、大きな成果となっていく。難しすぎると自信をなくしてしまうので、頑張れができる投球を心がけていくのです。できるのにやっていない!?チームでお互いの心を動かすことができれば、自分のやりたいことは伝わっています。練習でやりたいことをやって、本番でそのことを実践する。ペタンクを楽しんでいても、それを表現するのは技術以上に笑顔が必要なのかも!?簡単なことをやることは基本練習かもしれません。
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 方向性を決めるボデイリハーサルでの投球のポイントのチェック、距離感のつかむ感覚の反復練習、正確にボールコントロールできることが勝敗を左右します。最も単純な技術こそ集中力が必要です。常に実戦を意識して、練習のための練習はしないことです。基礎技術も、試合と同じ場面をつくって身につけたいのです。常に実戦的な投球を体に覚えさせることです。練習を積み重ね、一人一人の能力を十分に発揮できるようにする。そして個人の能力がチームのなかで発揮されたとき、チームワークが生まれるのです。
 だからいいチームとは一人一人の最大限の集合体なのです。なるべく簡単なことから始めて、確実にできることを一つずつ増やしていきます。緊張や不安は、未知なことから生まれます。チーム練習は、みんなでできるという自信につながっていくことです。勝つと思うから緊張する。気楽にいこう、楽しもうと心身ともにリラックスして、うっかりミスをしないために確実できることをするのです。確実にできることをやるためには、なるべく簡単なことを集中してやってクリアして次へステップしていくことです。
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 緊張や不安といったおそれは、未知なことから生まれる。自分がやったことがない、やってみなければ分からない。そういった未知の世界だから、不安が生まれる。だからこそ、自分が安心できる材料を持つために、確実にできることを増やしていく。それが方向性と距離感の個人練習であり、実践でのチーム練習です。

あらゆる状況を楽しめる者が勝者となる

 夢中になれば自然と集中力は生まれます。大会試合、予選から決勝トーナメントそして最後まで勝ち残るためには、長い時間、同じレベルでプレーできるだけの持久力が必要になります。
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 持久力をつけるためには体力も必要なのですが、それ以上に大事なのは、頭、メンタルだと言われます!?どんなに疲れても最後まで正確でミスをしない投球を続けなければなりません。心と身体の両方を鍛えて、耐える力を身につけることです。
 ペタンクを楽しむとは、ただリラックスするのではなく、夢中になって集中することです。練習や実戦で起きるすべてが成長のプロセスでありたい!?だから、結果を気にしないで大会試合に臨むまでのプロセスを大事にしたいのです。
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 目先の結果に振り回されず、目標に到達できるためのより良い練習をすることです。それは、量より質です。チームとして共有している目標、やりたいペタンクをするために、そこに至るまでのプロセスに目を向け、チームメンバーひとり一人が個々のレベルを上げて、成長することです。個々の力のレベルアップがチーム力に連動してくれば、次の結果は変わってくるのです。
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 結果を恐れず、変化を起こす勇気を持つことです。ペタンクの投球は等価であり独立しています。すべてが自分自身の責任であり、自分と向き合い、自分で決断できる力を育てることです。練習はいつも真剣勝負で、あらゆる状況を楽しみことです。自分の技術が飛躍的に向上することはありません。でも、ほんの少し、頭、メンタルを成長させるだけで、ペタンクの質は変わるのです。

リリースの一瞬に挑戦する

 ペタンクの投球は考えて投球する。方向性と距離感を身につける反復練習、ひたすら同じ動きを繰り返す練習で、リリースの一瞬に集中して、考えて体を動かしているのだろうか!?考えて頭と体を連動させていく、方向性と距離感を身につけるのが反復練習の目的です。
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 絶えず頭を使い、球数勝負や配置勝負そして得点と、周りがよく見て(イメージして)リリースの一瞬に集中しています。実戦では相手のポイントボールや支障球、ビュツトとミス投球すると相手に得点がいってしまう!?そんな場面を想定しながら怖がらない心、挑戦する勇気を、ここ一番の投球のプレッシャーをはねのけ、最大限の力を引き出す練習です。
 練習のための練習ではないのです。試合本番で起こりうる場面で、自滅やポイントボールをプセットして失点してしまうような場面で、怖がらない心、挑戦する勇気を養う練習は、考えた投球をすることなのです。チーム練習では、起こりうる場面で挑戦してもいいんだと思えるような態度と言葉が必要です。誰だってミスはします。要はミスから学べはいいのです。
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 チャンスをつかむためには、思い切って練習で身につけた投球を実践することです。チームでやってきたこと、やりたいことだからそれを実行したら結果を問わず、チームで認め合うことです。考えて投球する!?それは答えを自分で見つけることです。チーム力を高めるためには、答える(判断して選択する)前に、選択肢を考えることです。
 ペタンクのチーム戦は一人ではできないのです。メンバーがそれぞれ互いに補い合って初めてチームになります。メンバー一人一人が、自分の持ち味を見出し、褒め合い、認め合うことです。チーム力を高めるには、一人一人が考えた投球をすること。リリースの一瞬に挑戦することです。

自らの実力!?

 対人スポーツでは、自らの実力は対戦相手と相対的である!?対戦相手のレベルはそれほど高くないのに、なぜこんな情けない投球ばかりしているのか!?こんな思いを、試合中に感じることがあります。対戦相手のペタンクレベルが低いと、自らのペタンクレベルも下がる!?逆に、練習していないのに、対戦相手のレベルが高いと、自分のペタンクレベルが上がった!?なぜ、こんなことになるのか!?
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 ネットで調べると、参考になる投稿記事がありました。ひとつに感情によって投球レベルが左右されること。実力を発揮できる感情と、実力を発揮できない感情があるということです。実力を発揮できる感情をコントロールすればいいのです。試合の流れはペタンカーの感情によるということで、流れが変化する時は、ペタンカーの感情が変化したとき!?感情がマイナスになってしまうと、実力を発揮できないのです。
 対戦相手のレベルが低いときは、高い相手よりもプレッシャーを感ずるとか??そのプレッシャーがマイナスの感情となるとか!?強い相手よりも弱い相手が苦手なペタンカーが陥りやすいのが、自分にかかっているプレッシャーを考えずに、高いノルマを自分に課してしまうのです。試合で実力がだせないのは、試合の時だけ、普段の投球と全く違うことを努力してやってしまうから!?
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 チームも個人も確実にレベルアップしているのに、試合(大事な場面)に発揮する力が身についていないから!?能力やスキルを身につけることと、身について能力やスキルを発揮することは別物なのです。自分自身の投球、思考、判断、努力、イメージ、発信などプラスの感情に乗ってくることで、ワクワク、成長、チャレンジ、達成感、貢献、感謝することができます。
 対戦相手のレベルが低ければ、自らのレベルも下がる傾向に、自分の実力はこんなものではない!?このような感情的な落とし穴にははまらないで、自らのペタンクレベルを落とした中でも勝つとセルトークするのです。いつでもどこでもだれとでも最後の最後まで勝つ方法を探し続けるペタンカーは、考える、決断する、行動する習慣が身についています。

YouTube映像(6分)

流れを味方につけることが勝利を手にする

 ペタンクの勝負は、球数勝負、配置勝負そして意外性の勝負ができることです。勝負ができるためには、試合の流れを味方にしなければなりません。流れは、流れを作り出すこと。作り出した流れを維持すること。相手に持っていかれた流れを取り戻すこと。この3つの流れを確実に行うことができれば勝利を手にすることができます。
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 流れをつくりだすのは、ポワントゥールのポワンテであり、流れを維持する、取り戻すのはティルールのティールなのです。そして勝負を決めるのはミリューのポワンテでありティールなのです。この流れを意識せずに投球すると、球数、配置そして意外性の勝負ができなくなるのです。球数で有利になってもそのメーヌの得点ではなく失点となり、配置勝負で支障球や相手のポイントボールに絡んだりしても、その有利の勢いを生かすことができず、失点となります。
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 メーヌで得点をとるけど、メーヌで失点もして、結果として試合に勝てない!?このような、何ともやるせない状況に陥ってしまうのです。これでは勝てるチームにはなれないのです。流れを生み出すのは、ポイントボールにする。自分らの1球で相手に2球以上投げさせることで、球数で有利になります。ポイントボールの配置が相手にとってポイントボールにする範囲がせまいとか、ポイントボールに絡むという配置で優位に立つことです!?
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 作り出した流れを維持するのは少し骨がおれます。メーヌ、メーヌで得点を積み重ねる。勢いも必要になります。そして、相手に流れがいったときには、なるべく早めに得点してビュット権を取り戻すことです。試合中にこのような流れを意識することで、知らないうちに大差で負けていたというようなことはなくなり、反対にリードしたり、一挙に逆転などピンチをチャンスに変えることができます。試合の流れをつくるためには、自分のミスを減らすことです。
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 相手がスキルレベルが高い、強いチームなら、なおさら自分からのミスは絶対にしない!?配置勝負では自分らがミスすると配置勝負はできないのです。ミスをしないためには勝つ!?という自信を持って投球すること。投球するには雑念一切なしで集中すること。ミスしても、気持ちをコントロールして、精神のアップダウンをしないことです。

ルーティン作業の重要性

 ルーティンは自ら決めた仕草を、投球準備で繰り返し行うことで、精神的な安定を図る作業です。サークルに入り、投球するまでの仕草をいつでもどこでも同じなのです。ルーティン作業をすることで、投球が安定するそうです!?ルーティン作業で最高のパフォーマンスが発揮できる!?そんなルーティン作業をしてきたどうかと問われれば、ここ一番という集中しなければならないとき、自然と集中にする間合いがあることに気がつきます。
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 その間合いがとれていないと、うっかりミスをしてきました。その重要性に気がついて、自分に合ったルーティン作業を見つけ、いかなるときも継続することが大切なのです。投球には自分だけの間があります。いつもの投球ができないというときには、その間がとれていないのです。サークルに入り構えるときの足の配置での間、投球前の深呼吸などをする間、投球開始前に素振りをする間、サークルに入るまでのビュット、ドネなどの確認する間、サークル後方からイメージする間など、間には自らが何かのジャスチャーを行ってつくったり、空気のような何もしないで生まれる間があるのです。
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 何とも言えない緊張感の中、一種独特を醸し出す。ペタンクの投球でドキドキ、ワクワクして投げるときの間です。ペタンクの投球時間での1分間ルールがありますが、これは自分の間をつくる、ルーティン作業をする、自分に合った時間を見つける、自分の投球リズムを踏むことで、投球が安定します。投球前のイメージの励行を言及していますが、現実にイメージどおりにならないことは気にしないことです。
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 自分のトレビアンな投球のイメージをありありと描くことが大切なのです。ミス投球を忘れ、自信に満ちた強気の姿勢、次の成功投球をする準備をすることです。投球で必要なのは、覚悟を決めることです。ためらいを除去して、覚悟を決めて投球するのです。気持ちが乗るというか、気迫がボールに乗り移るというか、勢いを感じる投球をすることです。ひと口にルーティン作業とか自分の投球の間には、成功投球にするという覚悟があるのだと思います。

練習ではできても、試合ではできない!?

 脳についてよくわからないですが、「脳幹(生命維持)、大脳辺縁系(記憶、感情、)、大脳新皮質(思考、想像、複雑な感情、読み、書き、話す)」脳を語るときは、一般的に大脳新皮質を指しているそうです!?ペタンクの練習でいつも使っている脳も、大脳新皮質が中心で、考えたり、想像したり、理解しながら練習しています。試合では練習どおりの力をでせば、大丈夫!?と自分に言い聞かせているのですが、大会試合では環境、他人など勝手知ったる練習の場ではないのです。
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 練習では何も考えなくても、スムーズに試合に馴染んでいたのに、会場のテランの状態、対戦相手、そして何より試合で負けたらそこで終わりというプレッシャーを感じます。論理的な脳である大脳新皮質の出番がなくて、脳幹がプレッシャーを感じ、大脳辺縁系が苦い過去を思い出すのです。馴染んでいない環境に戸惑い、ミスしたら負ける!?こんな気持ちばかりが先走り、練習時にうまくできたことなど、どこか遠くに吹き飛んでしまうのです。
 試合前の練習で、次々と成功投球をしていたペタンカーが、試合になるとそんな投球ができなくなる??これは脳の使い方が間違っているから!?平時は論理的(主に大脳新皮質を使う)なのに、プレッシャーやストレスを感じるとすぐに感情が優先する(脳幹や大脳辺縁系が顔を出す)。試合で居心地が悪くなり、ミスしたら負けるという環境を体験していないからです。だからそのために、練習においてもこれらの環境を積極的につくり出し、脳幹と大脳辺縁系を活動させる(試合に近い環境をつくる)ことです。
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 または、真逆ですが、試合中に大脳新皮質をなるべく使えるように訓練することです。環境や他人に対する対処法は、自分を変えることです。自分を変えるとはどんな環境にも対応できるスキルを身につけ、脳の使い方を極めることです。メンタルを強くするとは、思考、感情、行動をコントロールできることであり、脳の使い方もセルフコントロールできることです。

腕を振るだけでは意味はない

 素振りではなくボデイリハーサルという言葉を使用していますが、リハーサルは本番での準備であり、単に体を動かしてのウォーミングアップでの関節の可動域を広げるだけではないのです。投球のポイントと言われる、リラックス、ストップ、リストの返し、プルアップと投球動作とボールの軌道をイメージすることです。投球のポイントをチェックして、正しい動きを記憶させること。ボデイリハーサルを行うときには、目的を持ち、考え、意識的に行うものです。
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 実際にボールを投げるときに、ボデイリハーサルの通りできるとは限らないのですが、短い距離から投球することです。体の使い方を正しくするには、短い距離から始めるのが有効なのです。方向性と距離感は、予測、判断が大切になります。これは的確なイメージをして実行することなのですが、現実と感覚のズレに誰しも悩んでしまいます。目と手を協調させて投げる、協調性を高めるには神経回路を発達させる必要があります。そのために投球の運動回路を反復練習で脳に記憶させる作業が必要になります。
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 ボデイリハーサルで、実際にイメージした通りに投球できるようになることが一番なのに、それができない理由のひとつがミスを気にするからです。正しい投球動作が身につくまで、ミスを気にせず投球して方向性と距離感を養うことなのですが、結果を気にして投球のポイントを励行することを忘れてしまいます。単純な動きの反復に、次々とアドバイスを求めて試行して、本来の目的を忘れてしまいます!?このような練習過程では、誰もが不安な気持ちを感じると、物事を悲観的に捉える傾向にあります。
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 うまくいくだろうか!?失敗したらどうしよう!?結果を出したければ、不安な気持ちを遠ざけて、楽観主義になることは極めて大切なことです。情報は視覚から入ってきます。そこで、やりたい投球、いい投球を映像で見ることです。視覚から情報を入れる、YouTube映像の視聴も効果的だと思います!?

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上手いか強いか、どっち!?

 ペタンクには上手い人と強い人が存在します。あなたなら、どう呼ばれたいですが!?上手い人は、投球する感覚に長けているペタンカーで、投球するスキルを極めようとしています。投球法を習得していて、見て真似たいペタンカーかもしれません!?でも、ペタンクが上手いからといって、試合結果も勝つとはいえない、相反する悲劇的な結末を迎えることがあります。
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 強い人は、上手いのは当たり前でそれ以外に作戦・戦術に長けてスキルと試合結果がリンクしているペタンカーです。だから、あの人は上手いけれど勝てないな!?なのか、あの人は本当に強いよ!?との分かれます。できることなら、あの人は本当に強いよ!!と言われたいものです。
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 強いペタンカーや強いチームと対戦すると、目に見えないもので圧倒されて、ミスをしてしまいます!?相手からミスを引き出すような雰囲気があるというか、意識しすぎて自滅してしまうのです。強いペタンカーになるには、オールランドプレーヤーを目指すことです。チーム戦ではどんな役割もできる!?どんな投球もできるオールマイティなペタンカーです。ペタンクの役割で言うならミリューです。
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 チーム戦で強いチームのメンバーは皆ミリューで投球法ではどんな投球もできるのです。テランの環境や配置勝負での方向性と距離感を投球法で対応できるスキルを身につけています。ところで、メンバーがオールランドプレーヤーでオールマイティが目標なのですが、現実にチームを編成するとき、実力が上の人と組んでもらうか、気の合う仲間と組むか、成長すると思われる若手と組むなど、さまざまな組み方があります。
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 ある方の提案によれば、自分のやりたいペタンクを理解してくれる人、真剣に自分の話を聞いてくれる人、そしてペタンクに対して熱心な人だそうです!?ペタンクを楽しむために、目指すはオールランドプレーヤーであり、オールマイティになることです。強いチームになるために、やるべきことはたくさんあるのです!?

現象(見た目)と体感(自分の感覚)のズレ

 いつまでたっても上達できない!?自分には向いていないのかな!?そんなことはないのです。子どもたちがゲームをクリアして熱中している姿、繰り返し練習し、クリアできないところは友だちに教えてもらい、さらに親の目を盗んでも猛練習を続けます。その結果、とうとうステージをクリアできる!?一心不乱、熱中してやること。決して才能は関係ではないのです。
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 一心不乱さは、大好き!という感情から生まれます。ですから、上達を確実に実現するには、今まで以上にペタンクを好きになることです。見た目と自分の感覚のズレをなくすためには、繰り返しの練習、上手な人にアドバイスをもらう、そして一人練習をする。この行動を習慣化することです。上達時間には個人差が存在したとしても、必ずレベルアップできるのです。
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 ペタンクは掛け算と言われるます。「心が強くても、技術がなければ勝てません。技術が優れていても、体力がなければ勝てません。体力があっても、心がなければ勝てません。」ペタンクは掛け算、ペタンクの勝利=心×技術×体力となっています。だから心・技・体のバランスが大切になります。練習や実戦でトレビアンな投球をして、わかった!?でもそのことが再現できないのです。
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 上達する秘訣は学び続けることです。どれだけ学んでも、まだまだわからないことだらけ!?今日も学び、脳の中で既知と未知を結びつける、見た目と自分の感覚のズレをなくすことです。投球の感覚、ペタンクでの心・技・体力のバランス、そのことの練習を実戦で実践するためには、チャンスをものにすることです。
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 チャンスとは試合にでることです。試合にでれば、何がチャンスで何がピンチなのがわかるはずです。試合での小さなチャンスをつかむクセをつける。この作業の繰り返しで、いっつしかチャンスをものにできるペタンカーに変身するのです。ペタンクが大好きで、楽しむことができれば自然とレベルアップできるのです。

より強く意識を持つべきは、準備

 どこを目指して練習しているのか!?何を目的とした練習なのか!?を決めずに練習しても、ただ練習しているだけでいつまでたっても目標を達成できず、もったいな時間と過ごしていたことになります。このことが習慣化されると、自分は頑張っている!?たくさん練習している大丈夫!?これだけやっているから成果がでるはず!?そんな思い込みを強く持つと、自分では気づかないうちに結果がでないことに自信を無くしてしまいます。間違った方向で練習していることに気がつかないまま、いつまでたっても上達することはないのです。
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 準備に時間をかけて、それから練習に時間をかける!?目標を定め、練習目的を明確してから練習に入るのです。良い準備ができなければ、良い練習はできません。良い練習ができなければ、良い試合結果を生みだせないのです。自分で考え、自分で判断し、自分で行動し、自分で評価する。
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 ペタンクスキルレベルが違う場合はしかたのないことですが、スキルも体力もメンタルの強さも似たようなチームなのに、一方は勝ち、もう一方はときどきしか勝てない!?何が違うのかは、試合の変化を敏感に感じとれるかどうかにかかってきます!?環境、他人そして経験は変えることはできませんが、一球一球、メーヌごとに同じように見えても、少しずつ変化している試合の流れ、試合を変える投球に対して適切な対応ができないと、試合の流れをつくり、試合の流れを変え、試合を決めることができないのです。
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 変化に鈍感なときどき勝つチームのペタンカーは、自らの調子が合ったときには勝利します。マズイ!?相手の流れになってきた!?これを変えなければならない!?対戦相手がこのように考え、試合のやり方を変えてきた場合に対応できないと勝てないのです。相手は変化してきたのに、自らは変化しない。これでは試合の流れが相手に移り、そのまま勝利を逃してしまう!?勝ち続けるのは、最も賢いものでも、最も強いものでもないそうです!?要は最も変化できるものだそうです。常に勝つためには、変化を敏感に察知するように練習することだし、対応できるスキルを高めることです。

経験しなければわからない

 想像の世界と現実にはギャップがあります。さまざまな状況下のペタンクを体験することでタフな精神力と自信を生み出すことできます。ペタンクにミスはつきもので、そのことによる勝敗が決まる実戦で、その状況を楽しめるペタンカーと、楽しめないペタンカーでは結果も違ってきます。ペタンクでの環境、他人そして経験は変えることができませんが、その状況を楽しみことができるかどうかは自分次第なのです。
 さまざまな状況を楽しみことができなければ、楽しくない印象を脳のなかに記憶されてしまったら、雨が降ったり、対戦相手への苦手意識など、嫌な思いまでが蘇って、体のなかをネガティブな分泌物が駆巡ってしまいます。そうならないために、いつも笑顔で立ち向かっていきたいものです。
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 日曜日にチームとして実戦することできました。この試合に負けたら日本選手権挑戦をやめる・・・!?この言葉に対戦相手が奮起したのか、相手の投球が成功して球数勝負、配置勝負で不利になり接戦となりました。そんな状況下で、ポワントゥールとして、いろいろことを試してみました!?球数、配置での自分の考えていたビュットラインで、どこに寄せるのか!?自分がミスしたときのミリューの投球、配置で有利でもティールをミスしたとき!?チームとしての投球の連動など、自分の想定したことと実践したことのギャップ!?自分の想定したことができれば、それなりに試合の流れをつくり、流れを変えて、試合を決めることできる!?自分らのミス投球と相手の成功投球でメーヌの得失点が決まります。
 自分の集中力、チームとして集中力のスィッチがあって、その強度を高めていける!?課題もありますが、どんな状況でもペタンクを楽しむことができれば笑顔がでてきます。ペタンク勝負での怖さや難しさをチームとして共有する。ある程度想定できる状態で経験しておくことで、自信もつき、自信があればそれだけ余裕も生まれます。
 イチロー選手の言葉ではありませんが、「自分の技術に自信を持つ前は、相手のミスを待っていたんですけど、技術に自信を持ってからは相手のベスト待つている。だから難しいんです。本当にベストだった思うためには、自分だけではなく相手のべストも必要になる。」

(YouTube映像 33分)

投球の反復練習

 ポワンテやティール、ペタンクの投球にはメンタルな部分が非常に大きいと思います。ポワンテはテランの状態に影響を受け、ティールは余計なプレッシャーからミスすることがあります。投球前に成功するイメージを描くことは大事なことなのですが、そのときにプレッシャーを感じたときの対処法を身につけたいのです。試合前の練習で自信をなくすようなことは避けるべきであり、自信をつけるための練習し、その感じをつかんでから試合に入りたいものです。
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  練習では距離感が養う反復練習が大事になります。距離感は反復練習によって自分でつかんでいかなければならないのです。自分の感覚と実際の結果を近づける練習です。距離感は人によって違います。ポワンテでのドネからのボールの転がりの読みはテランの状態によりますが、そこを読んでのドネまでの力加減、ボールの転がりを投球法による違いも身につけることになります。ティールでの距離感は、目に見えるのはボールの軌道ですが、その力加減も人によって違うのです。力加減=感覚は人によってそのモノサシ、力加減の基準に違いがあるのです。
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 反復練習は単純で面白くないと思われるかもしれませんが、感覚のモノサシをつくるためには反復練習が欠かせないのです。反復練習では工夫をして、楽しんでやることが一番です。感覚ということでは右脳の働きを活発にさせることです。自分も教えられたのは、目をつぶって投げる!?距離に合わせて右脳を使い、イメージして自分の感覚で投げて、実際の結果との違いをなくしていくという練習です。
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 サークルとビュットの距離を見て数値化し、歩測で結果を確かめる!?自分の感覚と結果にどれだけズレがあるのか認識し、そのズレをだんだんと縮めていく練習です。イメージした感覚とのズレを笑い楽しむことです。最初は大きく違う距離感を、だんだんと小さくしていく!?ティールではボールの径だけの違いまで、力加減ができれば結果は成功するのです。反復練習は自分の感覚を実際の結果に近づける練習であり、それは投球の成功率、精度に結びついてくるのです。

ペタンクの戦術

 日本連盟の「ペタンク競技の手引き」にペタンクの戦術が掲載されています。ポイントボールにするやり方として、相手ボールよりもビュットに近づけることなのですが、紹介されているのが「図1 味方ボールを押して近づける」「図2 相手ボールをティールする」「図3 ビュットを移動させる」です。要はポイントボールになるためには、相手ボールとビュットの範囲、ポイントボールになる円内(面)に自分らのボールを寄せたりカロになることです。
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 この方法として選択される投球スキルを身につけることが、実戦を想定した練習であり、実戦では練習したことを実践できることです。この紹介されている戦術を実践しているペタンカー、実践できるチームが強くなります。では、そんなスキルがまだ身についていないペタンカーは、そのやり方に近づける投球をすることで、最少失点にすることになります。ペタンクのなかにこのような面白さを見つけることができれば、挑戦するのが楽しみになります。
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 うまくいかなったときほど、面白いと感じることです!?投球してうまくいったとか、うまくいかなったという判断基準を忘れて、面白かったと感じることです。うまくいかなかったことが続いても、うまくいかなかったことでますますやりたくなる!?不運が続いても積極的になれるペタンカーがうまくなれる。面白いという感覚を優先させることができれば、成長することができます。
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 ペタンクはサークルからビュットの方向に投げるのですが、ペタンクのメーヌの開始はサークルからビュットを投げる方向と距離で始まっています。そして、勝負はビュットのまわり、球数勝負と配置勝負で、勝負はビュットまわり、そしてドネやラインを選択するテランで行われています。いつも言っているのですが、ペタンクはサークルの中ではないのです!?投球するためにサークルに入り両足をそろえる。投げたらサークルからでる。ビュットまわり、ドネまわりを確認して投球するためにサークルに入る。とにかく用意周到に投球に備えるのです。
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 投げる前に準備こそ大切なのです。本番のリズムをつくり、本番で実践する。試合前に完璧な準備をする。投球前に自分のリズム思い出して自分のリズムで投げる。このプロセスに面白いという感覚があればペタンクを楽しむことができます。

投球を成功させるプロセス

 ペタンクの投球のルーティンを見ていて、ペンカーの集中力の作り方は人それぞれなのですが、ミス投球になるときは、いつものルーティンから外れているように思います。投球にはプロセスがあり、そのプロセスがペタンクの楽しみでもあるのです。考えて、決断して実行するというプロセスが必要なのですが、その考える、テランなどの情報収集する時間が長くなると、投球時間の1分ルールでの投球の準備、実行する時間をとれず、準備が不十分になって、見ていてミスの予感がします!?
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 考える、決断する、実行することをシンプルに実践できれば、迷うことなく投球できる!?もしもミスをしてもあとで原因を分析することができる。だから迷うことなく実行することが一番なのです。考えるプロセスはボールの配置やテランの状態で投球法を選択したときの準備なのですが、投球法の選択はよりシンプルにすべきです。そのためには、ポイントボールにする投球法の選択と球数勝負と得点についての作戦・戦術的な選択をシンプルにすることです。試合の流れや投球の展開、得点について読み、想定ができることです。
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 読みや想定はある程度の場数を踏まないとできないのですが、チームとしてペタンクのやり方が共有されていないと、迷いがでてきます。迷いがあってはダメ、決断には自信を持って投球動作に入ることです。プロセスには考える、決断する、実行することなのですが、プロセスには考える、イメージすることが共通していると思います。状況を把握するのは、こうなるとのイメージであり、こうするという決断は、こうしたいというイメージがあり、実行する投球にはボールの軌道をイメージしています。だからプロセスは一貫して点から面、そして線となってボールの軌道、ドネからのボールの転がりの読みいうイメージがあるのです。
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 自分のイメージを確信にまで高め、事前にイメージしたボールの軌道と合致させるために確信を持って筋感覚を発揮させるのです。あまり考えすぎると逆効果になり、自分の投球のルーティンのなかでつねに同じ間合いで投球することです。投球を実行するときに、投球のポイントを意識するペタンカーはいないと思いますが、意識することで反射的な動作が損なわれるのです。動作を実行するまでの考える上で、必要なことは集中することなのです。イメージしたものに体が反応できれば、それが結果となってあらわれます。問題は、実行するイメージをどうつくるのか!?イメージどおりに体が反応できるかにかかっています。イメージしたどおりのボールの軌道を体が反応してできるようになるために、投球での方向性と距離感の反復練習をしているのですが、その練習でも考える楽しみを忘れないことです。楽しむことができれば、必ず身についてきます!?

小さな目標、小さな挑戦をクリアすること

 スポーツに関する著書をいろいろ読んでいくと、小さな目標を小刻みにクリアして自信をつけていく。達成感を積み重ねていくことで自信がついていく。目標をひとつクリアできたらそれを喜ぶ。そして新たな目標に向かって進む。ところで自信を持つきっかけはいろいろあると思います。練習することが自信につながる。目標をクリアしていくこと。要は何か達成することで自信につながっていきます。
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 どんなことでもやりとげるという確信ほど、夢を実現するための強力なパワーとなるのです。やりたい、なりたい、できるという強い願望が夢を実現に導てくれる。ビジョン13というペタンクでの13点先取のために、メーヌ、メーヌで球数勝負、配置勝負そして意外性の勝負で得点を設定していくのです。ビジョンを目指しているペタンカーと目指していないペタンカーとではペタンクの内容は自ずと違ってきます。
 どう違うは私の個人的な感想なのですが、サークルからビュットまでの方向性と距離感において、ビジョンのあるペタンカーはターゲットとなるポイントボール位置からの逆算するペタンクをします。反対にそうでないペタンカーは、サークルからビュットを見ての方向性と距離感のペタンクをします!?ここに寄せる、このボールを撃つという逆算するペタンクすることで、ピンポイントで狙うようになります。ドネまでのボールコントロールとかターゲットボールに対するボールの軌道のイメージが鮮明に見える!?そのイメージに合わせて体が自然に反応する。
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 トレビアンな投球が、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にポイントボールにするという投球ができるチームは強いのです。球数勝負で有利になるというのはそういう投球ができるかどうかで決まります。ペタンクをする上で、気分ってとても大切です。うまく投げると気分よく投球したら、たいていはトレビアンな投球になります。反対に、投げる前からミスしそうだと思ったら、結果はやはりミス投球になるのが多いのです。もちろん技術も大事なのですが、自分の持っている技術を生かすも殺すも、投球前の自分の気分次第です!?気分次第は自分の自信次第なのかもしれません!?

可能性があるのなら挑戦してみたい!?

 すべてのメーヌで得点する!?そうすれば13メーヌで13点先取して勝利する!?相手に得点を与えない、失点しないで13対0のファニーの試合です。ファニーで負ける試合は何度も経験していますが、ファニーで勝つのは無理に決まっている!?勝負に絶対はないし、ペタンクにミスはつきものなのですが、ファニーでなくても勝つためには13点先取なのです。
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 球数や配置勝負で有利に立ち、不利な場合でも意外性の勝負ができれば可能性は高いです。自信の量と成功の確率は比例するそうです!?どんな局面でも、心の中に存在する自信の量は変わらない!?むしろピンチになればなるほど自信に満ちあふれるペタンカーは諦めないのです。13点先取されまで試合を捨てることはないのです。自信のあるペタンカーはその仕草でわかります。
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 うまくいっているときそうでもないときも、同じように振る舞っています。心のあり方を変えたかったら、まず態度から変えていけばいいのです。技量に大差ないのに、得失点に差がでるのは、心のありようの違いです。ペタンクにミスはつきものです。ミスしたらすぐに忘れることです。忘れるというよりは、ミスしたと思う悔しさ、感情的にならないでその状況を客観的に眺めるだけです。ネガティブな感情を脳のなかに強く記憶しないことです。
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 トレビアンな投球でうれしかったら素直に喜び、ミスに対してはその状況を客観的に眺め、怒りや悔しさの感情表現は一切しないということです。実戦ではいまある能力を、しっかり出せる状態に作っておく準備が必要です。13点先取するためには、自分がなにをやりたいのか明確にすることです。自分でやることを決めることができれば、たとえうまくいかなくても満足できるのです。自分の目標を達成するためになにをやりたいのか!?そういうことを常に考え抜く習慣をつけることです。13点先取するためにペタンクの未来像、それがペタンクの13ビジョンなのです!?

ペタンクを楽しむ

 結果で自分を判断してしまうと、ペタンクを楽しみが奪われてしまう!?結果よりプロセスを重視するとペタンクを楽しむにつれて熱意が湧いてきます。結果を気にしなければプロセスを楽しめるし、楽しむことができれば上達できます。結果のかわりに意識すべきは、ペタンクのやり方や自分のしたいペタンクができるかどうかです。
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 実力はまだまだとしても、先に大きな自信を抱いてしまえば、ひたすら自分のしたいこと、得意なことに全力を注ぐことができます。自信と練習で、十分な準備ができていれば、自信も湧き、やれるだけのことをやった思えば、心配や不安も薄らぎます。結果よりプロセスに意識が向くのです。自分はできると何度も繰り返せば、脳もそれを信じるようになります。
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 自信を持つだけでなく、努力を忘れすに、その二つは互いに欠かせない両輪となります。想像力を使って、あらゆる場面を想定して準備しておくことです。頭の中に詳細なイメージできれば、実現に近づきます。将来の成功をリアルに想像を描くと、現実感が増して目標達成に役立ちます。不安を払拭してメンタルを落ち着かせる効果もあり、過去の成功を思いだせば当時のメンタルも再現できるのです。写真や動画もうまく活用することです。
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 いつもプランを準備しておきます。球数、配置そして得点から投球法を選択するのですが、成功投球には、プランAから、B、CでもOKと準備しておくことです。ペタンクでの環境、対戦相手のさまざまな対応をするためにも、日頃からたくさんのプランを準備しておきます。準備はプロセスを楽しむことから始まるのです。

チーム練習で自分の役割を自覚!?

 チームでの役割はポワントゥール、いかに試合の流れをつくるのかが自分の投球です。これまでの経験を生かして、誰にも負けない投球をしたいと思っているのですが、現実と思いは離反しています。目標の大会までにどこまで成長できるのか本当に楽しみです!?
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 一昨日の練習でも、自分のポワンテの精度を少しでも高めていかなければならないと思ったのです。自分は球数勝負を常に考えています。試合での球数勝負で不利になると、そのメーヌは失点につながります。球数勝負で不利にならないためには、最低でも対戦相手と交互に投げ合うことです。交互に投げ合っても自分らのボールがコート内にないと失点します。自分の役割で、ポワントゥ―ルのポワンテが続けてミスした時点で、球数勝負で不利になります。ポワンテに対する相手のティールで球数や配置勝負で不利になるのはしかたのないことです。だから相手のティールで球数、配置勝負で不利になるのは当然として、相手のポワンテに負けることは避けたいのです。
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 もしも、球数で不利になっても配置勝負でビュットラインを取る、ビュットへの支障球となることが求められるのです。相手のポワンテに負けないためには、ビュットや相手ボールのプセットをさせない!?相手のボールの枕になるようなビュット後方のポイントボールにしないで、相手のポイントボールに絡んだり、前のポイントボールにするなど、配置勝負で有利な位置、点として、その点から線となる、そしてポイントボールになる面を取る必要があるのです。要はポワンテで負けたらアカン!?
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 ポワンテはドネの転がりの読みがあって、そのためのドネまでのボールコントロールができるかどうかにかかっています。ドネやテランの状態により、自分の読み通りにはならないときが多々あるのです。そこで、これからの練習目標をどの投球法によっても、ビュットラインを押さえて、ビュット前の支障球となるポワンテができるようにすること。もうひとつが、相手のポイントボールに絡んだり、プセットしたりしてポイントボールにできること。さらに球数勝負でビュットティールドローをすると同じようなポワンテでピブロンにできるようにしたいのです。自分の役割と課題を明確にしながら、そのための具体的な練習目標を設定して練習することになります。

実戦での集中力は練習中の集中力の持続にある!?

 実戦でトレビアンな投球をしたかと思えば、えっ!?こんなところでミスするのか!?誰しも経験することなのですが、大事な試合、大事な場面での凡ミスをしていたら、勝てる試合も負けてしまいます。気がのらない、体調不良など、ときどきスィッチがオフ状態になるのです。
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 ペタンクの上達とか試合で勝てる、強くなるためには集中力を持続させて、凡ミスをしないことです。凡ミスをしないためには、集中力のスィッチをオンにして、その集中力を持続させることです。そのポイントにフォーカスすることです。人はフォーカス、焦点・ピントを合わせないものをぼんやりして見えないのです。フォーカスするためには、練習から解決志向でこうなりたいと注意、エネルギーを集中させる状態にさせることです。
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 練習で漫然と同じことを繰り返しても、フォーカス×集中力の相乗効果は期待できないそうです!?自分のフォーカスが的確になって、相乗効果で持続力が増していくのが練習であり、それが実戦で集中力の持続のスィッチがオンの状態になります。フォーカスは意識レベルでの目的、本質、自分にできることを、行動レベルでは、ミスを減らす、戦略的優先順位を的確につかむことができるようにします。
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 ペタンクの配置勝負、自分らのボールの位置と相手ボールの位置、そしてビュットの位置からポイントボールになる範囲、そして今のポイントボールを把握することができます。そして今の球数(ストック)で得点が想定されます。そのときにフォーカスする、気づかない見ないと投球法の選択のミスにつながるのです。実戦でどんな選択をしても、結果がOKなら良しとするのですが、対戦相手のミスを期待していては、強くはなれない!?勝てない!?と思うのです。
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 結果OKに満足しないで、日ごとの小さな目標を決め、一つひとつ達成していく。それを重ねていると、いつか大きな目標を成し遂げることができます。自分の力で左右できることには限りがありますが、その事実を受け容れて、その場の感情に流されず、集中力が途切れることもなく、フォーカス×集中力の相乗効果のある練習をするべきだと思います。

ペタンク歴30年、やっと理解できる!?

 日本ペタンク・ブール連盟発行の「ペタンク競技の手引き」、ペタンクをやり始めたころの情報です。書かれている内容を理解して実践できているかと自問自答すると、できていないのです。もう30年経って、書かれている内容を理解して実戦で実践できるようになってきたと思います。
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 よくペタンクに関する情報が不足していると言われますが、現在のようにYouTube映像やアップされている練習法など、情報に触れる機会が多くなってきました。でも、情報が多いからペタンクがうまくなるとは限らないのです。自分にとっては、この「ペタンク競技の手引き」が理解できるために、30年が必要だったのだと思います。
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 ペタンクに関して、どうしてもうまくなりたい!?早くうまくなりたい!?試合に勝ちたい!?などの思いから、本物のペタンク上達情報を入手したい思ったときもありましたが、本物の情報を手に入れても、実践し試行錯誤をおこない、最終的には自分自身が実戦で使えようにならないと意味がないのです。本物の情報は、これからどんどん手に入れる機会が増えると思います。正しい投球の仕方、試合のやり方を学ぶ機会も増えるのです。そして、その情報を生かして自分のものにできるかどうかは自分次第なのです。
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 セルフコーチングは、その言葉のとおり、自らを自らでコーチングすることです。その参考書になるのがペタンク競技の手引きです。書かれている内容を実践しているペタンカーはいますか!?私の周りの仲間は、セルフコーチングして実践していると思える方は数少ないのです。入会したり資格取得ぐらいは手引書を見ていると思いますが、書かれた内容を理解したり、ひとり練習を試行錯誤しているペタンカーは少ないのです。
 本物のペタンク上達情報を提供してくれる人を探したり、アドバイスを受けようとします。自立型のペタンカーというより、依存型でペタンクを楽しんでいるのです!?情報収集で止まっていれば、結果は出にくいのです。点から線となる、そして面から空間へのつながりのペタンクでは、セルフコーチングの重要性に気づくべきだと思います!?

体験、フェアプレー精神、仲間

 どんなことでも体験があります。ペタンクの練習により、無数の不可能が練習によって可能になる、できるようになる体験は、自分の人生において非常に大切な体験になります。そしてフェアプレーの精神です。正しく戦い、どこまでも争い、しかし正しく争い、卑怯なことはしない、不正なことはしない、無礼なことはしないというフェアプレーです。
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 最後まで諦めないで戦い、負けたときは潔く相手を称えることです。果敢なる闘士であって潔いよき敗者です。大会では勝者の後ろには、数えきれないほどの敗者がいるのです。勝とうが負けようが何を得ているのか、何を体験しているのかが重要になります。すべての試合ですべての人が勝者になることは不可能なのです。スポーツの真の価値を理解して勝ちを目指している人は負けた時こそ、その真価が問われています。
 そして、体験、フェアプレー精神は仲間がいないと実現できないのです。ペタンクを知り、誘われ、大会に参加できたのも仲間がいたからです。また、その大会を開催できたのも仲間がいて組織としてその存在があったからです。スポーツにはプレイヤー・観る・支えるスポーツとの関りの中で、元気・感動・仲間・成長を感じています。いつも仲間に言っているのは、他のスポーツと比べても全国の仲間との交流する機会が多いのはペタンクなのです。
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 ペタンク普及での会員拡大もあるのですが、ペタンクは全国各地で大会が開催され、選抜されたり、制限されることもありますが、ペタンクのスキルレベルに関係なく、参加したい、参加できるオープンなスポーツなのです。そこで、体験したり、フェアプレーを学び、仲間つくりができるのです。知らない人とペタンカーを通じて交流ができることに感謝しています、ペタンクのご縁に感謝しながら、ペタンクからの贈り物を広げる、それもペタンク普及につながると思います。

セルフコーチング!?

(YouTube映像 10分)
 今やインターネットの発達により、スマホで簡単に写真や動画が撮れるようになり、自分のフォームを撮影、正しい投球と思う投げ方の映像との比較ができるようになりました。人の手を借りずに上達する環境があるのです。セルフコーチングでできないことはあると思いますが、ペタンクはいつでもどこでもだれでも見て、聞いてやればできるし、何歳から始めても、正しいやり方を手に入れさえすれば、何歳でも劇的に上達することができます。
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 ペタンクの投球は方向性と距離感を身につけることです。このふたつを習得するために、反復の投球練習をしているのですが、たくさんボールを投げているから上手くなるのか!?逆に投げすぎて下手になることもあります。ペタンクは神経スポーツで、脳→神経→筋肉の順で身体を動かします。正しく(理にかなった)きれいな投げ方を脳にプログラミングすれば、あとは、神経→筋肉と伝われば、自分の思うような投球ができるのです。ボールを投げる練習で留意したいのが間違ったプログラミングのまま、ボールを投げ続けないことです。
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 投球の方向性と距離感!?ペタンクのブラックボックスは感覚です。筋感覚での反応が身体の動きなのですが、これは指導者からの示範だけでは理解できないことです。筋感覚は正にセルフコーチングです。自分のやるべきことは自分だけの感覚を磨くことです。このブラックボックスを人任せにしない、アドバイスに反応しないことが一番です。身体の動きや人の意見に反応しないで、自分の身体の動きや筋感覚に自分自身で反応することだと思います。ブラックボックスとなる感覚をセルフコーチングで極めるのです。誰の目も気にせず、誰からも咎められないのです。セルフコーチングは、自らを自らコーチングすることです。依存型ではなく自立型なのです。

正しい練習を行っているか!?

 働いているペタンカーは週一の練習か、夜間練習!?環境にもよりますが昼休み!?一年を通してみれば、練習の大半はひとり練習です。その内容は投球練習で、仲間が集まってきたら対戦での実戦練習です。いつも考えるのですが、正しい練習とは何なのか!?練習の目的や目標を明確に設定して練習しているかどうか!?練習のやり方は、目的や目標設定で人それぞれです。目標にしたいペタンカーからの指導があればとか、上級者からの適切なアドバイスがあればとか、自分の周りの環境を考えるとないものねだりです。どんなによい環境があっても、手本となる目標のペタンカーがいたとして、実践して自分の目標を達成できるかどうか、うまくなるのかどうかは自分次第なのです。
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 どんな練習をするのにも、準備運動となるウォーミングアップは欠かせないのです。でもペタンクでウォーミングアップを実践しているペタンカーは少ないのです。試合に出て勝ちたいとか、ペタンクがうまくなりたいと思う人が、一日のひとときをペタンクをして楽しみたいと、仲間とゲームをして楽しむ時間と思っているペタンク愛好者と同じようなことをやっていては、正しい練習をしているとは思えないのです。目的や目標を設定していないで、趣味のペタンク時間を楽しむ愛好者のように、練習場にきて仲間と世間話をして、人数が揃ったらゲームをして楽しむ。練習なしでペタンクを楽しんでいる愛好者と、試合に出て勝ちたい、上手くなりたいと思っているペタンカーでは、自ずと時間の過ごし方が違うのは当たり前なのです。
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 ひとり練習でのウォーミングアップをしたら、投球フォームをつくりたいのか、投球法を習得したいのか、投球の精度のアップしたいの、目的と目標から練習内容は違ってきます。投球でのボデイリハーサルとかエアペタンクは練習場でもなくても日常の生活の合間などいつでもどこでも、すき間時間で実践できます。エアペタンクでは実戦を想像する、イメージ力が必要になり、数多くの実戦を積んだペタンカーは想像することができます。観るペタンクの得意なペタンカーは、YouTube映像からイメージ力によって疑似体験ができるはずです!?
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 正しい練習かどうかは、目的や目標にかかっています。そして投球のポイントとか、体の動かした、また投球法による投球のコツをつかむ、習得するための工夫にかかっています。また、習慣化された動作という点では、ペタンクのやり方、作法、所作など基本的な動作を身につける練習でありたいと思うのです。正しい練習をしてきたどうかは別にして、一番大切なのがペタンクに対する情熱です。情熱が人より強ければ、たとえ正しい練習をはじめからできなくても、後から挽回することが可能なのです。

ビュットの距離で流れが変わる

 サークルからのビュットまでの距離、自分が苦手と思う距離を避けている!?当然のことながらティールやポワンテの距離が試合の流れをつくります。ペタンクをやり始めたころは、ビュツトの距離を近い!?遠い!?と表現してきました。歩測で具体的な距離を言葉にしたのは最近かな!?
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 ペタンクの投球が方向性と距離感の精度だとわかっていても、距離を具体的数値で表現したのは最近なのです。投球する前に、距離を意識するというより、筋感覚のような感覚的な表現をして、そこに感情が記憶として残されてきたのだと思います。6mを近い、10mは遠い!?これは最初に投げるビュットの有効距離なのですが、投球の距離感と筋感覚について考えたことはなかったのです。
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 ビュットを投げての第一球は、すごく緊張しました!?チームメイトから、いつもビュット前、支障球になるように言われているので、自分の選択したドネからのボールの転がりの読みなどなかった自分は、ドネを見ないでビュット見ていたのです。テランの状態を把握して、転がりを読む=イメージするという準備をするようになったのも最近です。
 ビュットに一番近い相手ボールの範囲がポイントボールになる範囲です。ポイントボールにしなければ自分たちがボールを投げ続ける。投げ続ければ球数勝負で不利になる。ポイントボールになる範囲を、ビュット周りのボールの配置で確認するのも、最近の話です。いつもは、サークルからチームメイトの指示で投げて、ポイントボールになったかどうか、自分の投球したボールの配置の確認は他人任せだったのです。サークルから出ないで指示を受けて次の投球をする。これは配置勝負やテランの把握、ドネの確認、ターゲットボールの確認など自分の目でするようになったのも最近です。
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 こう考えると、投球の方向性と距離感を意識して、実戦を想定した練習などを考えることもなかったのです。試合に勝てるペタンクのやり方を考えることです。そして、そのために必要なスキルを身につけることです。ペタンクを楽しむためには自分で考えることです。

スポーツは文化

 人間らしく生きるためには、元気・感動・仲間・成長が必要です。元気・感動・仲間・成長こそが人間が人間らしく生きるための心のビタミンだそうです!?そのことを感じることが人間らしさを保ち、人生の質を向上させるのです。元気・感動・仲間・成長を感じ、そのことによって心を豊かにする人間の営みなら、ペタンクは正にスポーツであり文化なのです。
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 また幅広く元気・感動・仲間・成長の存在は、観る・支える・読む・聴く・話すこともスポーツなのです!?スポーツにはプレイする・観るだけに留まらない多様性があるのです。そういう点ではペタンクはスポーツとして「観る」といったスポーツのあり方では、まだまだ未熟なのだと思います。プレイヤーはプレイ・スポーツをする。観客は観るスポーツをする。支えるボランティア・スポーツをしているのですが、みな一緒で、元気を感じ、感動を覚え、仲間がいて、何かを学んでいるのです。
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 ところが、ペタンクには観るスポーツをする人が少ないのです。これは、ペタンク普及では致命的だと思っています。日本のペタンクの大会・試合では観客のいないスポーツなのです。プレイヤーも試合を終えて、自分の試合がなくなると観ることもしないで帰ります。これまで経験してきたことは、ペタンクはプレイして楽しむ、感動するのですが、観て楽しむ、感動するスポーツではないというのが、今の日本だと思うのです!?
 でも自分が体験したこと、YouTubeの映像で見るペタンクには、観客がいました。日本のペタンクのプレイヤーは高齢者が中心!?というより、観客がいない。観るスポーツではないのです。日本では!?プレイヤーが元気・感動・仲間・成長を感じることができれば、練習や実戦でスキルアップして楽しむことができます。そしてペタンクが文化と感じるなら、元気・感動・仲間・成長を感じる場が生み出される!?プレイ・スポーツが観る・スポーツ、支える・スポーツとして日本全体に普及していけば本当に嬉しいと思います。

必要な熱意

 熱意とは、本気で生きること!?本気は真剣な気持ちで対応すること!?ペタンクの実戦には、いろいろなことが起こります。それらの出来事に向き合い、熱意を持って本気でぶかっていかないとペタンクを楽しむことはできないのです。ペタンクを一生懸命にすることを楽しいと感じたり、自分の成長を喜びとして感じたりと、上手くなる強くなるために熱意が勝利を呼び寄せるのです。
 ペタンクの勝利のために、ペタンクの「やり方」と「熱意」、そして「能力」が影響してきます。チーム力は足し算ではなく掛け算だと思ってきました。もしも足し算なら能力のあるペタンカーには敵わないのです。若いペタンカーの能力が高いのなら、歳をとって能力が低い自分たちに勝ち目がないのです。生涯スポーツと言われるペタンクには、若い能力のあるペタンカーとは差があるのですが、歳を重ねることに熱意に差がついてくると、年齢に関係なく勝利を呼び寄せることができます。
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 足し算の場合は、能力に恵まれないペタンカーは何をやっても天才には勝てないのです。普通のペタンカーは掛け算によって勝つことができます!?ペタンクのやり方、考え方は目標設定であり、能力は戦略的な練習であり、熱意はチームなのです。ペタンクでの練習では人それぞれの目標設定があります。同じ投球練習をするといっても、自分は鏡の前、一応ターゲッオボールを置きますが、鏡に向かって投球してフォームとリリースの一瞬とボールの軌道をチェックしていました。
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 ある方は、方向性と距離感を確認しています。どちらも熱意を持って取り組んでいます。熱意はポジティブ思考ではないそうです!?ポジティブ思考とは、すべての出来事を無理やりにでもプラスに解釈し、自分を動機づけて行動させる手法だそうです!?でも熱意はポジティブ思考ではなく本気、マジな取り組み、ペタンクに一途に打ち込んでいる気持ち、強い意志を持った熱心な気持ちなのです。熱意を持ってペタンクをやることは、その質を間違いなく向上させます。熱意がチームを変えると思っています!!

トレビアンな投球をする習慣!?

 習慣とは、ある行為が自動的に再現される状態を指すそうです!?自動化と再現性がない限り、どんなトレビアン投球もペタンク上達にはつながらず、成長も期待もできないのです。習慣を司るのは人間の脳です。この脳に習慣づけを行うには、とにかく繰り返して体感していくしかないのです。人間の遺伝子には、一生懸命を楽しいと感じるようにプログラムされているそうです!?
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 子どもは毎日、一生懸命という遺伝子をONの状態にして生きている!?ペタンクに夢中になってやっていたころは、何かを成し遂げたわけでもないのに、ただ仲間とペタンクを楽しんでいました。少しは上達!?してくると、楽しさを結果と結びつけて考え、一生懸命の楽しさを忘れ、練習や試合結果にしばられ、一生懸命の遺伝子がOFFの状態となり、失敗したり、負けてばかりすると投げやりな気持ちが生じてきます。習慣に損得の感情はなじまないそうです!?
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 これをやったから何かの報酬がもたらされるのではなく、習慣とは生きることそのものだなのです!?一生懸命にやるペタンク!?そのためには必要な活力をどこからもたらせるのか!?それは所属するチームが有する目標や使命の共有、それらをどれくらい自分として担えるかにかかっています。やらされているのではなく、チームの一員として自分自身がペタンクで自己実現していくのです。
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 あるべきペタンクとやりたいペタンクが一致することが、一番なのです。ペタンクの上達のためには、練習や実戦で創意工夫しながら、うまくなりたいという思いが必要です。どこかの誰かと縁を結び、その人たちのおかげで私たちは生きている。おかげさまでペタンクをやっています!!

3人のシングルス戦!?

 昨日は、遅れてきたメンバーが来て、帰るのを止めて、メンバー3人でのチーム戦、11点制で試合を行いました。3人のシングルス戦では駆け引きがあります。得点を積み重ねていけば、先行した者の得点を阻止するために、ひとり対ふたりと球数勝負で有利不利が歴然となります。お互いに牽制して、最終的に3人が10点となって最終メーヌ、球数で有利になった者が勝利したのです。
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 投球には二つの要素があります。一つ目は投球の内容、戦略です。球数、配置、そして意外性の勝負を選択しての投球です。戦略なき投球はなく、戦略なき勝利がないのです。チームとしてのペタンクのやり方を共有するために、この戦略がお互いに理解して納得することが大切だと思います。シングルスは投球法を駆使して得点をとる戦略とスキルが必要です。チームメンバーがミリューになる、ポワンテもティールもできるようになり、実戦でその投球の精度を高めるためにはシングルス戦が一番なのです。
 二つ目は投球の質、言い換えるなら心の状態です。どんな投球も遂行するのは人間であり、そこには心というものがあります。心が備わっていないと、どんな投球も成功するのは難しいのです。心の状態が投球の質を決めているのです。投球を構成する内容と質、この二つをきっちり揃えることが高いレベルの投球、すなわちチーム力につながるのです。チーム戦ではチームとして戦略を共有できて、メンバー自ら投球の戦略に合わせて、それをどんな心で行うか、そこに責任を持つことになります。心のままに投球ができるように修練を重ねれば、イメージした投球が何でもできるようになります。
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 私たちは修練を地道に根気よく重ねれば、自分がなすべきことを脳内にはっきり刻むことができます。コツコツと反復を続ければ、三年後にはペタンクのやり方ができるようになり、そして三十年、すなわち生涯にわたって続ければ、ペタンクを楽しむ境地に到達することができます!?練習が不可能を可能にすると言われます。投球の成功への鍵は理屈ではなく、練習という体験にあります。結果を変えるための答えは、自分自身の体験の中から見つけていくしかないのです。

理論的な納得と感覚的な体得

 ペタンクが上達するためには、ペタンクのやり方の理論的な納得と投球に対する感覚的な体得のために、繰り返しの練習が必要です。やり方の理論的に納得できたことを投球でのパフォーマンスでの感覚を体得するために練習します。投球の方向性と距離感を反復練習によって意識しないで反射的にできる、投球の習慣化ができれば、投球の精度を高めるために質的な練習をして、練習や実戦で体験を経験に変えてメンタルを鍛えていけばよいのです。投球感覚を納得して自分のものにすることです。
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 気が人体に与える効果があるそうです!?気が高まったときは筋肉は柔らかくなり、筋力は強くなるそうです!?気が減弱したときは筋肉は硬くなり、筋力も弱くなる!?気が高まったときは呼吸が楽になり血流も良くなり痛みも和らぐ!?知覚情報が快になれば、ドーパミン、エンドルフィン、セロトニンといった神経ホルモンが分泌されるとか!?プラスのイメージは、気のエネルギーを強くするのです。
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 イメージと言葉そして投球を一体化させて、投球の精度を高める。気がでる!?その際には言葉やイメージは人間が感謝している状態ときだそうです!?感謝しているとき、または新しいものをクリエイトしているとき、気がもっと高まるそうです。感謝すると気のエネルギーが高まって筋力が強くなる!?言葉の力で日々実践するのは、ありがとう!感謝します!!です。
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 マイナスな言葉をできるだけしゃべらず、感情にまかせに怒らない。意識と言葉の使いようで感謝力が高められのです。上達への道をステップアップしっていくために、自分を愛すること。そして、感謝力のある言葉を習慣化すること。自分を愛するとは、物質的にも意識的にも自分にもっと関心を持ち、良い言葉を使う。人のせいにしない、失敗は自分のおかげと自分自身を高いレベルへと導いてくれるガイドと気づくことです。言葉の習慣化には、大きな努力は必要なく、小さな習慣です。ありがとう、感謝しますを口くせのようにします。失敗が成功に、ピンチがチャンスになるのです。

チームのパフォーマンス

 チーム力には足し算、掛け算、割り算があります。ペタンクではダブルス、トリプルスのチーム戦で、1人で出せるパフォーマンスを10だとしたときに、2人でやれば20のパフォーマンスが、3人でやれば30のパフォーマンスが出る。このようなチームづくりの効果は足し算のパフォーマンスです。
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 一方で、掛け算のパフォーマンスにすることができます。このときは、10×10×10=1000とチームのパフォーマンスは最大化されるのですが、そんなにうまい話にはならないはずです。ペタンクの投球の一球は等価であり、ペタンクにミスがつきものだから、均質なスキルレベルでの掛け算のパフォーマンスを期待しても、そうはならないと思います。
 逆に、チームメンバーとの相対効果で1人のパフォーマンスが10から不調で0となって、掛け算でチームのパフォーマンスも0となるケースを考えてしまうマイナス思考です。これはチームをつくったことによって1人だったら10のパフォーマンスを出せるメンバーが5,4しか出せなくなる、割り算のパフォーマンスとなります。
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 自分のチームつくりはいつも割り算、まあまあ練習どおりなら足し算なのです。そして思いがけない予想以上の結果を出したときには、チームのメンバーが掛け算となるパフォーマンスが発揮できたときなのです。練習通りに実践で自分のパフォーマンスを発揮できればいいのですが、たいがいは実戦になると別人になるはずです。
 どんなに素晴らしい目標を設定したとしても、どんなに素晴らしいルール設計ができたとしても、それを動かしていくのはメンバーの個々の力です。メンバーのチーム参加の動機づけやチームの目標を共有し、チーム力にどう貢献しているかによってチームのパフォーマンスは割り算から足し算となって、ゴールを達成したときは掛け算となっていくのです!?

チームの合議

 投球法の選択をしたり、勝負を分けるときの選択など、チームの意思決定の成否は重要なのですが、その成否は決断後のメンバーの投球実行度合い、投球の成否で決まります。だからどんな決定も実行して成功すれば間違った選択ではないのです。やり方に正解はないのです。投球で成功することが一番なのです。でも、チーム内での合議でも、同じことを言われても、影響力の違いが出てくることもあります。
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 影響力の源泉としては、ペタンクに対する専門性、技術や知識を持っていること。メンバーにありがたいと思われる支援や関与の有無、返報性です。また、メンバーを惹きつける外見的・内面的魅力を有している魅了性です。メンバーにこわいと思われる規律や威厳を持っている、厳格性。そして、ぶれないと思われる方針や態度をもっている一貫性です。専門性、返報性、魅了性、厳格性、一貫性を有したメンバーを意思決定者にする!?意思決定者がこれらの影響力の源泉を持てるように自分を成長させることで、自然とチームのキーパーソン、リーダーになっていきます。
 意思決定には、独裁・多数決・合議がありますが、メンバーの納得や時間でのメリット・デメリットがあります。ペタンクのチームでは、そのペタンクのやり方を共有する前提では、メンバー全員で話し合って意思決定する合議です。合議のデメリットは時間がかかることなのですが、やり方のルールが共有されているメンバー間では、状況を把握した瞬間に優先順位がつけられ、選択後のメンバーの投球への支援などに向けられるのです。
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 チームのパォーマンスはメンバーの練習や実戦での経験を積み重ねとともに、要所要所でのチームとしての意思決定で決まります。メンバーがチームの意思決定という行為を軽んじているのであれば、チームは間違った方向へと進んでいきます。意思決定に対する適切なスタンスをチームメンバー全員で共有することにより、意思決定の精度は飛躍的に向上して、メンバーとしての役割、課題がチームの目標とともにメンバー個々の具体的な練習目標も明確になり、自分もチームも進むべき道を力強く切り拓いていけるはずです。

ペタンクのやり方のルール

 メンバー同士の連携を効率的・効果的にするためには、一定のルールを定めることが必要です。メンバーが集まっての練習では、アップに何分、投球のリズムや精度を高めるために何分、大会試合でのテランの把握、対戦相手への留意点など、チームのコミュニケーションから生まれます。日本では、あ・うんの呼吸という言葉があるのですが、ペタンクのやり方のルールがあれば、球数、配置そして得点経過から作戦・戦術的なコミュニケーションをできるようにします。
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 戦略的なコミュニケーションをできる限り減らして、一見無駄と思えるようなお互いを理解するコミュニケーションや安心して居心地のよい雰囲気の場にして自分の投球に専念できるようにします。そうすることによって相互理解と心理的安全に基づく効果的なコミュニケーションと、それが生み出すメンバー同士の効果的な連携をチームとして手に入れたいのです。
 ペタンクのやり方のルールでは、何をすべきか、どうあるべきかを自ら考える習慣をもつことが大切なのです。作戦・戦術的なルールは、外に対して使う脳で、人間の脳の主役となる認知脳です。メンタルについて使う脳、自分の心を整えたり心を切り替えたりするために使う脳と、この二つの脳のバランスがペタンクでは重要になります。
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 認知脳は、外界の状況や出来事に反応して、何をすべきかを考えます、投球の内容を明確にするのが認知脳の役割に対して、メンタル面での自分自身に向けて使う脳は、どうあるべきかを考える役割なのです。チームメンバーの義務は、与えられた投球の責任を全うすることです。責任を果たすには、何をしなければならないのかを明確にし、それをゆるがず・とらわれずの心で遂行します。
 自分の能力を最大限に発揮し、パフォーマンスを遂行する責任をメンバーが負っているのです。自分を鍛えるとは、何をしなければならないのかを考える力をつけることです。考える力とは、どんなときもよい心の状態で自己マネジメントする力です。考える力を育むことこそが、自分を鍛えることになるのです!?

環境の変化と人の連携

 環境の変化度合いとは、主に相手チームの作戦や行動が自チームにどれくらい影響するか!?相手チームの選手とか体が接触しないペタンクは環境の変化度合いが小さいのです。体の接触が少なければ相手の動き、環境の変化を気にすることなく、球数、配置そして意外性の勝負で対応するだけです。
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 人の連携では、ペタンクでは同じチームのメンバーと同じ時間に一緒に競技するスポーツなので人の連携度合いが大きいと言えます。ペタンクの環境の変化と人との連携を考えると、いかにチームメンバーとの連携が重要となり、それは投球の連携だと思います。球数や配置勝負においてその重要性がわかるのです。だからこそ、メンバーのスキルレベルが足し算よりも掛け算となって勝敗を決めることになります。
 そう考えると勝敗は個々のスキルレベルで決まるのですが、強い相手と対戦するときには、メンバーとの連携、投球の連携を考えることになります。チームには絶対解があるのではなく、最適解があるのだと思います。ペタンクではメンバーの多様性というより、均質性が重要になります。球数勝負で一球の価値は等価です。球数で不利になれば、相手のミスがない限り、その不利を挽回することができません。
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 確かに投球のスキルレベルが高い、ティールカロやプセット、ビュットティールの投球精度の高いチームには敵わないかもしれませんが、ボールの配置や選手の心理的なプレッシャーで絶対はないのです。ペタンクにミスはつきものなのです。ペタンクが人の連携度合いが大きいので、異なるタイプの能力を投球の役割で分担できればと思いますが、投球法そして一球の等価を考えると、それぞれの特徴を生かしてチーム力を高めるというより、ポワンテもティールもできるミリューというスキルレベルで、その投球精度が高いことがチーム力を高められると考えられます。
 一球が等価であり、投球の連携がなければ球数、配置勝負ができなければ、チームとして最適解を求めることができないのです。チーム編成では、メンバーの似たタイプを選ぶ=均質性の高いチーム編成をするこになります。

願いを叶える

 想って、口から言葉を発して投球すれば、言ったことが現実となる可能性がグンと高まります。その可能性を引き上げるポイントは、想い(イメージ)をしゃべった言葉のレベルにできるだけ近づけることです。心の中の不安や迷いを消し去り、確信のあるイメージがそのまま言葉になると、確信ある言葉となり、それにともなう投球が実りある結果をもたらすのです。
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 チームで自分に対しても相手に対してもプラス言葉は大切であり、相手に安心感を与えるためには、視線、笑顔、そして時にはスキンシップとなる握手、グータッチが大切な補助手段となります。言葉はとても重要な要素です。ついうっかりとか、変な口ぐせが出ちゃったとか、意に反することを言ってしまって失敗したことはだれでもあると思います。実戦でのここ一番、勝負の分かれ目が、ひとことにあったなんてことを何度も経験しています。
 人が2人以上集まって活動するだけの集団はグループと呼ぶそうです。そのグループがチームになるためには、共通の目的が必要条件になります。メンバーたちを引っ張る共通の目的があって初めてチームになる!?目標を確実に達成するのが良いチーム!?人はある目的を意識すると、その目的に関連する情報をこれまで以上に認識するようになります。
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 チームの活動は、チームとして掲げる目的や目標に支配されるのです。チームとして何を目標に設定するかによって、メンバーの思考や行動は大きく変わっていきます。目標を確実に達成するのが良いチームなのですが、それ以上に大切なのは、目標を適切に設定するのが良いチームだとも言われます!?どうすれば目標を達成できるかを考える前に、どのような目標を設定するのかが大事なのです。
 チームづくりにおいては、自分たちで最適な目標を設定するという意識を強く持つことが非常に重要になります。グループではなくチームとしての目標を設定したのですが、その目標が適切なのか!?自分のやりたいペタンクを叶えるスキルレベルが不十分なのに、レベル以上の高い目標とのギャップを感じてやる気をなくすことが心配です。

できていることを指摘する

 結果をほめるよりも、過程に注目して評価するほうが能力が伸びる。トレビアンな投球、成功した結果をほめるのは誰でもできるのですが、本人が練習してきたこと、できるようになった過程に注目して声をかける勇気づけは難しいのです。
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 勇気づけとは、困難を克服する力を与えることなのです。できていることをちゃんとほめて、本人がそこを意識して、成功体験になっていきます。ところが、ミス投球に対してどこが悪いのか、足りないのかということを指摘することが多いのです。結果をほめて、結果を指摘するのは容易なのですが、その結果に至った努力をほめることができないのです。
 過程を評価することがレジリエンスが育まれるとか!?レジリエンスとは逆境や困難をしなやかに乗り越えて回復する力(精神的回復力)だそうです!?トレトレビアンな投球をして勢いに乗ったときに、調子にのるなよ!?と難くせのような声かけがあります。できたところを、ほめる。
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 ベテランペタンカーでよく見かけるのですが、自分のスタイルにはめようとしています。スタイルは人それぞれなのですが、自分の枠にはめようとします。勇気づけは過程をほめる以外に、一緒に喜び、具体的にほめたり、その投球で球数勝負や配置勝負で助かったと感謝することです。
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 人は相手のポジティブな行動や情報よりもネガティブな行動や情報のほうに注視し、評価を決める傾向があるのです。これは人類がトラブルから身を守って生き延びるために、リスクを敏感に察知するとか!?他者のネガティブな言動は記憶に残ります。相手の欠点ばかりが目についてしまうのですが、悪いところばかりに意識がひっぱられないように、積極的に相手のよいところを見ることです。

上方比較と下方比較

 自分のペタンクが上手いか下手なのかをどうしても比較したくなる!?比較するのは自分と他人である。人は常に他者と自分を比較しており、比較によって自分の価値や立ち位置を確認しているのです。比較対象は同年代の人など、自分と似た人が無意識に選らばれているとか!?
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 比較には2パターンあるそうです。自分より周囲から評価が高い人と自分を比較する上方比較と、自分より評価の低い人と自分を比べる下方比較です。上方比較は、自分もあんな風に上手くなりたい!?と思うことで、向上心やモチベーションを高めることができる一方、自分とのギャップの大きさから自信喪失につながる場合もあります。
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 下方比較は、あの人よりできる!?と思うことで、自尊心を保ち、落ち込みを回避できますが、現状維持にとどまり、自分を高めようとする意欲が低下する場合があるのです。そもそも自分自身の満足感こそが確かなものさしになるのですが、相対評価とか周囲とか世間から教えられてきたのは常に周りを見わたすことでした。行動の手がかりを見つけるために比較観察をして、そうして判断のほとんど決めてきたのかもしれません!?
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 実際のところは、自分を計るもっと大切なバロメーターは、自分の生き方に対する自分自身の満足感なのです。自分の満足感を主張するのに、周りなど見わたす必要もないし、他者との比較など必要ないのです。ペタンクが上手くなったとかどうかは過去の自分との比較でわかるのです。自分のやりたいことをやろうと決断したときは、自分自身の心の中のものさしを使うことです。そのためにも、日常的に比較用語を使っている自分に気づき、自分を他人と比較するという非生産的な習慣をやめ、自分の人生を内面的に高めていくことです。

驚きのリアクション、よく笑う、相手に敬意を伝える

 達成感は自信をつけて、強いチームを作っていく。実戦でのトレビアンな投球に対しては、自分たちで褒め合って承認して、達成感をつくっていくことです。勝つために課題と練習の内容を細かく検証し、修正していく。自分の行動レベルに落とし込んで達成していくことで、自分でもやり遂げたという達成感を作ることです。だから、練習や実戦で、よくやったとほめる承認は、自分たちの達成感を作る大切なものです。自分の周囲では、ほめることよりもミス投球の原因を指摘するほうが多いかも!?ほめるための語彙が少なく、承認することが苦手な人も多いのです。
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 ある著書で紹介されている簡単にできる承認の仕方があります。ひとつ目はものすごく驚いてみることです。これは対戦相手のトレビアンな投球にも驚くことです。これはすごい!という驚きを交えて喜ぶように心がけます。喜んでくれたりすると、かなりわざとらしい思えても承認してもらったと感じるのです。
 ふたつ目はよく笑うことです。否定文を言いながら笑う人は少なく、だいたい笑っているときは、肯定的なのです。どんなささいなことでも、よく笑いながら、すごい!と言うと、人はものすごく受容されて、承認されている感覚になるそうです。ミス投球しても、やっちゃたね!?と笑顔で返されると、肩の力が抜けて、自分も笑顔で次の投球に集中できるのです。ペタンクの光景での、ハイタッチやグータッチ、ニコニコしながらのやり取りで承認してもらったと感じたり、大丈夫!という励ましと支援を感じることができます。普段から笑いのハードルを下げておいて、笑顔で居心地のよい環境ををつくることでペタンクを楽しむことができます。
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 みっつ目は会話のなかで相手に敬意を伝えることです。やればできる!?あなたはすごい人、すばらしい人だと伝えることです。チームを組んだ仲間に敬意を持って接することです。相手を受容して承認して敬意を払うことを忘れてはならないのです。

カタルシス効果と作動性、共同性!?
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 当協会の北の大地のペタンク大会は、ダブルス選手権大会で今年で第36回を数えます。第35回からダブルスをミックスダブルスとして男女混合に限定した大会としました。これまで、ダブルスと夫婦大会を開催してきたのですが、夫婦大会で限定されたのを男女混合に広げたという考え方もあれば、男女混合により参加が限定されるという意見も寄せられています。ぶっちゃけると、大会会場の制約で48チームに限定しなければならなかったのが一番の要因です。
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 今や、男女共同参画の時代であり、今の日本では女性の社会参画がなければ、この衰退する日本を救うことができないと思っています。カタルシス効果には心の浄化作用といわれ、不安や悩み、怒りなどのネガティブな感情や葛藤を言葉にして表現することで、つらさが緩和されて安心感を得られるそうです。女性が何かの問題について話すときは、共感を求めている場合が多いそうです!?
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 作動性とは能力を発揮して可能性を広げ、何かを達成していくための行動力や決断力、指導力、自己主張などのことをいいます。共同性とは、円滑な人間関係を築き、他者と密接に生きていくための気配りや貢献、愛嬌、感受性、従順さなどとされています。ある著書によると、女性チームは人間関係が軸になるので、結果よりも仲のよさを求めて負けることがあります。チーム内の人間関係を大切にするあまり、違った価値観をぶつけ合えないので、問題点には手がつかず結果がでない。反対に男性チームは、仲が悪いと負け、誰でもボスになりたいのでチームのなかで対立して、協力し合えず、結果がでないそうです。
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 男性だけのチームだとチャレンジしすぎるのでリスクが高まり、女性だけのチームだと保守的になるそうです。よって、チームにとって、一番いいのは男女のバランスは、男女半々なのです!?33回を数える大会結果の優勝チームは、男性だけが21回、女性だけは0回、男女混合が12回なのですが、最近第31回、第34回、第35回の優勝から4位はすべて男女混合チームです。(第32回・第33回はコロナで大会中止)

チームのメンタルトレーニング!?

 チームのメンタルトレーニングとは、チームとしての目標を決め、チームの目標に基づいて、明確な行動計画を作る。実際に行動計画を実行していくには、しっかりと取り組めるようなチームの空気感が大切とか!?
 この行動計画は、ひとりひとりが行う行動目標にまで落とし込んで実行。行動目標が達成できたら、お互いに褒め合ったり、讃え合って、承認し、自分やチームの価値を高めていく。この一連の流れがチームにおけるメンタルトレーニングとか!?
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 この方法を実際にやっていけたらと思うのですが、いまだにやったことがないのです。お互いに讃え合って、承認し合うことによって、自分たちの価値を上げることによって、実戦や試合でのここ一番のストレスがかかったときのストレス耐性も強くなる。普段から意識的に承認する練習も必要なのです。
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 誰でも基本は負けず嫌いです。そのため、練習や実戦で集中して取り組む空気感を作る。チームが目標を達成するためには集中して取り組む空気感を作ることが大事。だから、今の自分ができるのはこの空気感を作り、集中して投球すること。結果はどうであれ挑戦する姿を見せることです。自分の役割である試合の流れをつくる。好きなペタンクをやる、チームでペタンクをやることで、自分のパフォーマンスをアップさせること。
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 個人のメンタルが強くなくても、チームのメンタルトレーニングで強化していけば、結果は出せるのです。投球スキルレベルはあまり上手くなくても、チームでは、失敗したくない、メンバーに迷惑をかけたくないといったネガティブな気持ちが自分を動かしているのです。だから、球数、配置そして得点を考えてのここ一番の投球にドキドキワクワクしてしまいます。
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 目標を持ってやっているから、負けたくないという競争心や励まし合いが生まれて、諦めないで最後の一球まで集中しています。チーム戦では、個人でやるよりも自分のポテンシャルやパフォーマンスは格段に上がり、チームを利用して、ペタンクを楽しみ自分を最大限に幸せにできるのです。

見える進歩と見えない進歩

 人間は常に進歩している動物!?好きで夢中になってやっているペタンク、それが結果につながらない、いろいろなプロセス、努力、工夫をしているのですが、自分がやろうとしていることができない時期があります。この時期に進歩するのです!?
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 いろいろな投球法を習得しようと挑戦しているのに、それがなかなかうまくできません。できないのですが、やろうとしていることは、そのうちにできるようになります。やろうとしないでできることだけやっている人は、実戦でもできるのですが、それでは進歩がないのです。
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 結果だけなら、できたと、できていないという2つのスィッチしかないのですが、大切なのはやろうとしていることです。進歩には見える進歩と見えない進歩があるのです。見える進歩には結果がでているのですが、見えない進歩には結果につながらない小さな進歩をしている段階なのです。
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 一度うまくいかなかったことに、再チャレンジを繰り返しています。実戦で習得した投球法を成功させるためには、それを育ててくれる仲間が必要です。実戦でチャレンジして自信を持つ、持たせてくれるのです。自信は自己肯定感です。結果だけでゼロか100で、決めつけないでそのチャレンジにドキドキ、ワクワクしてペタンクを楽しめばいいのです。
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 チーム内で情報を共有することは、とても大事です。情報や知識は共有しても減らないし、ギブアンドテイクするのではなく、すべてを共有します。さらに人に教えることで得られる気づきも多いのです。チーム力を上げて強くするために目標達成するためのプロセスを全員が認識することです。

練習や実戦での考え方

 もっとポジティブに考えよう!?と思っても、そう思わないネガティブなときもあるのです。自分に起きた出来事の結果は自分でコントロールできるものだと考えるか、自分ではコントロールできない外的な要因に決まるものだと考えるかの違いだそうです!?
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 多くのことを自分でコントロールできると思う人は、主体性が高く、物事をポジティブに考えるのです。自分でコントロールできる!?ペタンクでの環境、他人は変えることはできませんが、自分自身は変えることができます。ポジティブになるかネガティブになるかは自尊感情で決まるともいわれています。
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 自尊感情がどのくらいあるのかを知る方法として「自尊感情=成功÷願望」という公式(アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームス)があって、願望が弱い人は何かに挑戦して失敗したとしても自尊感情は高いままでいられ、願望が強い人は失敗したときに自尊感情が低くなるそうです!?
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 練習や実戦で、できると思うのか、やればできる、努力は報われる、失敗は成功のもとと思うポジティブなペタンカーと、反対に環境や他人によって勝てたり、負けたりするとか、やる前から失敗することがわかるというネガティブなペタンカーもいて、発する言葉の違いでもわかるのです。
 自尊感情の尺度としての対義語ではないのですが、自分に満足しているか、ダメだと思うのか!?できると思うのか、できないと思うのか!?自分は価値があると思うか、ないと思うか!?実戦での試合前、自分が投球する前の準備でポジティブになるのか、ネガティブになるかで結果は違ってきます。
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 ポジティブな気持ちのときはよい記憶を思い出しやすく、ネガティブな気持ちの時は嫌な
記憶ばかりを思い出すのです。人はよい出来事よりも嫌な出来事のほうが記憶に残りやすく、自分がこうだという思い込みに合う情報ばかりを集め、それ以外の情報は無視してしまうことで、やっぱり!?という思いを強くするのです。そのときの気分の状態によって、思い出しやすい記憶と思い出しにくい記憶があることを知って、何事もやればできる!?と思うことです。
 

自己防衛をしていないか!?

 人は何か不安を感じると、自分の自尊感情を守るために先に言い訳の材料を用意することがあります!?そんな言い訳している自分をよく見かけるのです。大会で宿泊したとき、枕が変わると寝つきが悪く熟睡していない自分がいます。それが試合での投球に何ら影響がないのにチームメンバーに言ったり、今日は体調が悪いなどと公言しておくことで、失敗したときの言い訳をしている自分がいます。
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 これは、自分の能力不足ではない、いつもの調子ではないと前もって言い訳の準備をしているのです。いつもの自分の投球ができるような準備が大切なのですが、自分を守るために無意識のうちに、失敗に備える用意をして心のバランスを保とうとしているのです。このような一連の行動をセルフ・ハンディキャッピングと呼ぶそうです。
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 自分の目標を達成することよりも自己防衛を大切にしているため、成功率が下がったり、チーム内での印象が悪くなったりするデメリットがあります。このことは長期的に見ると、自分の成長の機会を失うことにもつながるのです。
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 自分の投球が勝敗を分けるというとき、失敗が怖くて委縮してしまうことがあります。自己肯定感が低い状態となり、理想とする自分と現実の自分が乖離することで、劣等感を感じてしまいます。対象をありのままとらえられなくなると、現実を正しく認識できなくなったり、ネガティブな思考や感情を強めたりします。自分のミス投球で負けたとしても、それがすべての原因ではなく、さまざまな要因が絡まった結果だと思うことです。チーム戦では球数、配置そして得点の経過による結果なのです。

勇気づけとは!?

 ペタンクでのトレビンな投球に、すごいね!と結果をほめるよりも、よく投げたね!できるようになつたね!などと、過程に注目して声をかけるのが勇気づけです!?心理学者のアルフレッド・アドラー先生は、困難を克服する力を与えることを勇気づけと名づけたそうです!?

(YouTube映像 10分)
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 私のまわりのペタンカーは、トレビアンな投球に、すごい!!とほめると、たまたま!?偶然!?謙遜します。たまたま、偶然ならほめても勇気づけにはならないのかも!?練習や実戦での努力でトレビアンな投球ができたことの過程に注目して声をかけるのが勇気づけとなるのです。
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 過程を評価することでレジリエンス(逆境や困難をしなやかに乗り越えて回復する、精神的回復力)が育まれるともいわれるのです。過程を評価して勇気づけると能力が伸びるのです。勇気づけのコツは過程をほめる以外に、一緒に喜ぶとか、具体的にほめるとか、ありがとうと感謝することなどがあるのです。
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 伸びるに関して、期待をかけることがあります。他者から期待されると、期待に応えて成績やスキルなど上がることがあります。ここでの期待とは、相手から見返りを求めない、無条件での期待です。チームでのお互いに期待することで、人は他者に認められたい欲求があり、それが動機づけになって期待に応えようとするモチベーションにつながるのです。
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 逆に人は期待されず、否認されたり嫌みをいわれたり、ネガティブな言葉ばかりかけ続けられていると、その通りの状態になることはわかっています。このように他者からの期待が、人の能力・スキルの向上に大きく影響するのです。

目標を達成するチームワーク

 自分とチーム全体のバランス、チームでのそれぞれの役割、そしてチームの目標が明確になっていることです。裏を返せば、どんなチームであっても、これらのポイントを明確にすることができなければうまくいかないのです。それぞれの役割を明確にして、みんなで共通の目標を持って、チームで連携していく。そうすると勝っていけるのです。
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 チームメンバーで共有すべきことです。
*チームでの自分の「役割」を理解し、果たす。
*チームで連携しないと、勝てない。
*自分のチームの目標を明確にする。
 どんなチームであっても、それぞれの役割を明確にして、みんなで共通の目標を持って、チームで連携していけば、勝てるのです。チームでの役割に優劣はありません。自分と人の役割を比べる必要もなく、自分の個性を受け入れ、自分ができる役割で一番になることです。チーム内での自分の役割は、知らないうちに自分で決めているのです。
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 チームを組んで練習をしたり試合を体験していることが役割やポジションにつながっていきます。チームのなかの役割は、人が決めているのではなく自分で決めているのです。試合で負けたときこそ、敗因の責任所在探しよりも、まず話し合い、どんなささいなことであって連携して勝っていくことが大事なのです。
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 何ごともやりぱなしで、話し合いも行われないのでは振り返ることもできません。プランを立てて、毎回目標を設定する時間をとることと、いい結果であれ、悪い結果であれ、これから何をすべきかを話し合うことです。