感情と思考をコントロールする技術

　上級者のメンタルトレーニングは、試合中に感情や思考をコントロールし、自分のペタンクの技術を最大限発揮できるようにするためのものです。では、上級者ではない自分にとって未熟な技術を、メンタルテクニックでどこまでカバーできるかどうかは難しいのです。習得していない技術をメンタルでいくらコントロールしようとしてもできないものはできないのです！？

　でも理解して実践していくことでメンタルトレーニングしていくことはできるのです。大会試合での経験が最も効果的なトレーニングになるのです。試合で何度も失敗することで、次に生かすことができるのです。
　試合でのプレー中には、緊張、不安、怒り、焦りなどの感情が起こりますが、これがパフォーマンスにマイナスの影響を与えないよう、できるだけ一定のテンションを保つ必要があります。感情をいかにコントロールするのか、経験によって学んでいきます。ペタンクでの知覚力や判断力などの思考のコントロールする技術は、投球前のドネの選択やターゲットボールへのボール軌道、方向性と距離感を用いる判断、決定、思考、記憶などの頭のはたらきです。これらの感情と思考を鍛えるメンタルトレーニングは、繰り返しになりますが、大会試合での経験が最も効果的なトレーニングになるのです。

　投球動作中の動きを、腕振り、ストップ、リストの返しなどリリースの一瞬の部分的なポイントを考えないように精神状態をもっていくことです。投球動作にこだわりだしたときは、パフォーマンスが下がって結果が悪くなっていきます！？自分には、リズムやテンポ、リリースの一瞬の感覚などを感じること、そしてボールの軌道をチェックポイントに集中できれば、感情に左右されずいつもの自分の投球が戻ってくると思っています！？