体調を知り、テランをつかむ

 入念な準備を運動をして試合コートに入ったら、ポワンテのためにテランの状態を早くつかむことです。ポワンテはドネからのボールの転がりを読むために、テランの状態をつかんでボールコントロール(調整)することです。ポワンテもテランの状態による方向性と距離感をつかむので、ボールが弾まないように転がして、転がる感覚をつかむことです。ルールの改正により、コートライン長辺にビュットがくることも想定して、縦横斜めにテランの状態をつかみ、ビュットの位置やビュットまわりのボール配置により想定される投球法を試してみることです。
 テラン上でのラインを出すためにまっすぐ感をつかみます。ところで、これまでのポワンテの練習でのステップアップを思い出してみてください。方向性と距離感をつかむためにどんな練習してきましたか!?
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 この方向性と距離感に合わて投球法(ルーレット・ドゥミポルテ・ポルテ)も習得していきたのですが、実際は難しくて、投球法はあとに回されてしまいます。まずは距離感をつけるために横線の幅にボールを止める、次に方向の感覚も加味して円に止める練習をします。幅と直径をだんだんと小さくしていくことで、点に止める練習になります。実戦を想定して、寄せる点や円の前に支障球を置いて、寄せる。ここまでレベルを上げてくると、ボールやビュットをプセットできる実戦的な応用編のレベルアップをしていきます。
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 ポワンテの究極的なレベルはここに寄せるというレベルです。そしてドネを限定されてもドネまでのボールコントロールができてボールの転がりもコントロールする!?そんな完璧なペンカーは世界レベルなのでしょうが、それでもペタンクでは完璧の連投はないのです!?テランの状態、砂利テランではドネの小石が方向性と距離感を変えたり、転がりのなかで何があるのか!?本当に意外性があります。投球法を習得して、方向性と距離感をコントロールできれば、本当にペタンクは楽しいと思います。
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 このレベルアップの過程でボールの曲がりの癖やスピンのかけ方で、大いに悩むペタンカーが多いのです。ペタンクの勝負はポイントボールにすることです。そのためにポワンテとティールの投球法を選択して、その役割もあって試合の流をつくり、流れを変え、そして決めるというメーヌを積み重ねていって勝負が決まるのです。自分のポワンテのレベルでしか実戦では投球することができないのですが、その投球のための準備段階でテランの状態をつまくことが必勝のためのはじめの一歩となるのです。