ペタンクにミスはつきもの

 ミス投球は覚えておいたほうがいいのか!?それともすぐに忘れてしまったほうがいいのか!?答えは、すぐに忘れることです。
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 人間の脳のなかには、感情の貯蔵庫というものがあるそうで、その貯蔵庫のなかに蓄積された感情は、それと全く同じ状況になったとき、瞬間的にフラッシュバック(過去の失敗を鮮明に思い出す)します。脳はミス投球の記憶を呼び覚まし、以前と同じ反応をせよと訴えるのです。このことからも、ミス投球は直ちに忘れたほうがいいということです。
 忘れるというよりは、その感情(悔しさ)を脳のなかの貯蔵庫にしまい込まないことです。そのためにはミスをしても感情的になったりカッとしたりしないことです。あたかも他人がミスしたかのように、その状況を客観的に眺めるのが最良のなのです。感情的になればなるほど、脳のなかに強烈にインプットされてしまうのです。
 貯蔵していいのは嬉しいとか気持ちが晴れやかだとか、そういったプラスの部分だけにします。マイナスの感情、つまり怒ったりイヤだと思ったりする気持ちは絶対に脳のなかにしまい込まないことです。成功投球、それがそのメーヌの得点になったトレビアン、ブラボーなプラスの感情は貯蔵庫のなかにしまい込みます。そしてその感情を脳のなかの貯蔵庫に大切に保管するのです。次に同じような状況になったとき、そのときのイメージが浮かんで再びトレビアン、ブラボーな投球が生まれやすい状況になるのです。
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 ただ、その感情を次の投球や次のメーヌに持ち越すのはいけないそうです!?新たな投球に向うときは平常心に戻っていることが大切です。感情が平らになっていなければ、トレビアン、ブラボーな投球は期待できないのです。自分の投球を冷静に分析する余力は残しておいて、たとえミスしても、その原因を客観的に観察することです。ペタンクにはリラックス、バランス、タイミングの感覚が重要です。嬉しいことは素直に喜び、感情の貯蔵庫に蓄える。怒りの感情は残さない。悔しいとか惜しいとか、怒りや悔いを表すような言葉は一切使わず、客観視するのです。
 嬉しい感情とは仲よくし、嬉しくない感情は切り離します。そんなことはわかっていると言いますが、普段の生活ではどうでしょうか!?また、感情をコントロールすることをわかっていると言っても、果たしてこれまで実践してきたのでしょうか!?同じミスを繰り返すのは、感情の整理ができていないからです。