普段の実力を実戦で出す

 練習でできることが自分の実力と思って、それが実戦でできれば本物です。練習ではうまく投球できているのに、実戦ではミス投球ばかりだと、実力と思っていることの勘違いを正す必要があります。練習と実戦での環境があまりにも違いすぎるかもしれません!?本番につながる練習法を工夫する必要があるのです。

 ペタンクは、外部からの情報を処理する「開放的技能」と、自分の体の内側から発せられる刺激の情報処理(正しい投球を繰り返して実行すること)をする「閉鎖的技能」の両方があるそうです!?練習場ではいいけど、実戦でダメというのは、開放的技能に原因があるのかも!?これを解決するには、大会に参加してどんどん経験を積むのが一番です。
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 練習場で鍛えられるのは、おもに閉鎖的技能のほうなのですが、工夫しだいで開放的技能を身につけることできます。要は、練習場の環境を実戦に近づければいいのです。極端な例ですが、いつも練習しているテランを砂利テランにしたり、テラン環境を変える!?いつも同じ相手と対戦するのではなく、遠征して対戦相手を変える!?これらは、各地で開催される大会に参加することが一番なのです。
 本番を想定した練習としては、目の前のポワンテ、ティールのいろいろな投球法を距離を変えて行うとか、対戦相手や味方のボールを配置したりして、いろいろな場面を想定したアトリエ練習をすることです。ターゲットボールなど視界に入るボールに対しての集中力を身につけます。ボールを次々と投げないことです。試合を想定すれば、投球に入るまでの把握、分析選択、決断しての投球準備を行うことです。誰しも自分の投球のルーティンワークを身につけることです。
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 方向性、距離感についてテランの傾斜、支障となるボールなど想定される投球を繰り返して、開放的技能と閉鎖的技能の両方を工夫しながら経験を積んでいくことです。練習でミス投球との付き合い方を変えることです。一生懸命自分の粗探しをしないで、良い動き、良いイメージだけを追求することです。ミス投球を忘れることです。実戦でのミス投球をして、投球動作をチェックするペタンカーは、自然とミスの体質を強化するだけなのです。
 ミス投球を防ぐ手立てを準備するのも練習です。ミスをした後の切り替えをします。ミスを忘れる行動パターンを持つことです。ミスを忘れ、次の投球の準備を行います。本番を想定した練習を行うことで、ぶっつけ本番ではなくなります。次々と投球しているのは準備段階を飛ばしているのです。練習で身につけた潜在能力を引き出すためには、本番に即した習慣化をするクセをつけることになります。