投球動作の神経機構

 投球動作、リリースの一瞬は自分の無意識のところで働いています。自分の投球動作を意識を通して、リリースの一瞬をコントロールする!?意識で動作を完全にコントロールすることはできないのです。運動をつかさどる自己と、それを意識したり命令する自己とは、別な自己なのです。
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 人は不安になると自己点検を始めます!?この自己点検の心の働きが、投球動作に対して悪さをしています。熟練した自然な動作は大概、無意識に実行されています。そこに意識を働かせると動作の自然さが損なわれるのです。投球のポイントと言われる、リラックス、腕振りのストップ、リストの返し、ボールの引き上げ、それにバランスとタイミングと筋感覚という体の感覚は、正しい投球練習を繰り返すことで脳に運動回路を定着化させていきます。
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 無意識に反射動作できるようになることです。この投球動作は体の感覚と直結した自己なのです。ミス投球をしたり、体の感覚に自己点検の意識が強くなる!?頭で投げようとすると、自己は2つの自己に分断されてしまいます。運動回路ができがあがったペタンカーにとっては、体がやりたがっていることに身を任せることです。不安感の強くなった状態ではそうすることさえ不安になってくるのです。意識して頭で投げるのではなく、投球動作をつかさどり、実行する自己に自分を委ねる!?
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 自分の体がどう動きたがっているのか、どのくらいの筋感覚で投げたがっているのかを感じとる練習をすることなのです。スムーズな投球をするためにはリラックスした状態でなければ強い集中力も出てこないのです。ここでリラックスする技術をマスターしていないことに気がつきます??投球のポイントでも言われている、リラックスする技術をマスターしないで、緊張を解こうとあれこれと試行錯誤するだけで何ら効果が上がっていないのです。
 リラックスするために肩の力を抜く脱力法やリラクセーション法の学ぶことです。ペタンクでは、ボールを握る(末端部位:手、足、目に力を入れる)と腕や脚や体中心を固めてしまうのです。リラックスすること、末端部位に力を入れないことです。脱力法やリラクセーション法でリラックスした状態を知り、投球動作での筋感覚を磨くことで、投球の精度を高めることができると思います。そして自分の理想とする投球動作においても、ボデイリハーサルのとおりに体現できれば、あとは体の感覚に任せるだけです。