球数勝負だからこそ、流れを生み出す!?

 球数勝負だけのことを考えると、ビュット権を持って先攻する方が、後攻より不利になるのですが、配置勝負で考えるなら、ポイントボールの範囲をコントロールできる先攻が有利だと思えます。ペタンクでの試合の流れをつくることは、➀流れを作りだす➁作り出した流れを維持する➂相手に持っていかれた流れを取り戻すの3つの流れを確実につくることが大切です。
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 流れを意識しないで1メーヌ1点得点できれば、ビュットを投げて、第1投球が試合の流れをつくれるかどうかにかかっています。ビュット権を持つ第1投球は、対戦相手の第1投球を決めることができます。相手にポワンテさせるのかティールをさせるのか、相手のポイントボールになれる範囲を決めています。
 まさに配置勝負(支障球であり、ポイントボールになる範囲が小さい)で相手の投球がミスになった場合は球数(ストック)で同数ながら配置勝負で有利なら、試合の流れをつくることができます。作り出した試合の流れを維持するには、ビュットラインを抑えて、なおかつ、ビュットとの範囲を小さくすればするほど流れを維持することができます。
 ところがティールカロになったりすると、先攻だけに球数、配置勝負、意外性の勝負でも後れをとってしまい、いかに相手に持っていかれた流れを取り戻すためには、相手投球のミスか意外性の勝負で複数のポイントボールにするか、ビュットティールでドローにするしかないのです。試合の流れが相手にいくとき、球数勝負で断然不利な状況になったときなので、相手のミス投球がない場合は、最少失点に凌いで耐えるしかありません!?試合中は常にこの試合の流れを意識してプレーすることだと思います。
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 メーヌ、メーヌで得点して勝利するためのシナリオ(戦略)は、たくさんあればあるほどいいはずです!?勝つまで戦うというたくさんのシナリオは入念に準備すれば、今までとはうって変わり、余裕さえ感じながら対戦できることになります。3つの流れをいつでもどこでもだれと対戦してもできる!?そのためには、投球の技量がないと実現することは難しいのです。もしもどんなときでも対応できる技量があれば、戦略はよりシンプルになります。寄せて撃つ、撃っては寄せる!?ティールカロ、プセットと球数、配置そして意外性の勝負ができる投球ができているからです。
 勝つための原則は、自分を知り相手を知ること!!です。相手の弱点を徹底的に攻めているときこそ、スポーツマンシップで対戦相手に対して真摯な態度をとることです。試合の流れをつくるためには、勝つことに必死になることです。全力をつくして失礼な振舞いをしないことです。