潜在意識の脳は効率を好む!?

 脳はおおよそ潜在意識をつかさどる部分と意識をつかさどる部分に分けられるそうです。投球動作、ペタンクのやり方は意識して脳に運動回路をつくるのですが、そのために繰り返し動作を行うのです。繰り返しているかぎりは、忘れることはないのです!?一度出来上がった動作を修正する!?習慣となった運動回路を変えるには繰り返し(反復)と報酬のふたつが鍵となります。
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 報酬(成功、勝利)を得られるとわかれば、何かの行動を繰り返そうという意欲が脳の中で高まっていくのです。運動回路!?行動を何度も繰り返すうちに、脳はそのプロセスを自動化することを学びます。何かをするときにいくつかの選択肢を選択するに、最初から何も考えず自動的に行動するほうがはるかにエネルギーの節約になります。潜在意識の脳は効率を好む!?それこそが習慣を身につける理由なのです。
 実戦での球数、配置、得点からすばやく決断するときには、たとえ自分では意識的な決断だと思っていても、本当は習慣で投球法を選択しているだけかもしれません!?人間の脳は、ゆっくりとした変化だけを受け入れることで安定を保つそうです!?決まった手順に従って動き(ルーティンワーク)、同じ状況に対してもいつも同じ反応を示そうとします。身につけたいと思う投球動作が身についてしまえば、それからは何をするのもずっと楽になるのです。
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 特定のパターンを認識し、それを繰り返すこの部分の脳は、大脳基底核と呼ぶそうです!?何かをしたときの結果や長期的な利益を理解できる賢い脳の司令塔で、大脳基底核を抑え込む力を持ち、短期的な思考と意志決定をつかさどるのが、額のすぐ裏側に位置する前頭前野と呼ばれる部分だそうです!?ペタンクでの投球動作やペタンクのやり方、作戦・戦術はこの大脳基底核と前頭前野のふたつが欠かせないのです。
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 習慣をつくるには、前頭前野が望んでいることを脳の他の部分にも好ましいと思わせることが必要になります。自分のやりたいペタンクを意識するために必要なのは前頭前野ですが、前頭前野には簡単にエネルギーを使い果たしてしまうという弱みがあるそうです。前頭前野が疲れ切ってしまうと、繰り返しを好む大脳基底核がコントロールを奪い取るのです。前頭前野の管理機能はその時々の状況に敏感に反応しますが、多くのエネルギー(と意志の力)を使います。大脳基底核の自動化機能は実に効率的で効果的で、つねに監視しておく必要ない作業(投球動作)をまかせておくには便利で、エネルギーの節約にもなります。脳の働きを理解して、投球動作の変化とどう関係するのか!?意識と無意識をつかさどる脳について学び、練習と実戦にどう結び付けるかを考えていきます!?